復活の呪文の切れ端

2008-02-26

まめまき

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少年「鬼はーそと。福はーうち。」

鬼「はいはい。了解しました。」

キャスター「本日、中野区で50歳の男性が殺害されました。警察では目下鬼の仕業として捜査を進めています。」


殺害された男性の家族・妻「おーいおいおい。何で私たちに…。おーいおい。」

同・息子「日本人が自分の家の外にばかり鬼を押し出して、自分たちだけが幸せになろうとしてやがるからいけねえんだ。」

同・娘「ぐすん。そうは言ってもお兄ちゃん。それが人ってものじゃないの。」

同・息子「違う。違うぞ。こうなったら俺は家の外で豆をまいてやる!鉄槌を食らわせてやるのだ。」

鬼「ありゃ、中に入っていいみたいだな。」

キャスター「現在、全国的に家の中で鬼に殺害される事件が多発しており、内閣の対応が注目されております。」


閣僚「最近鬼の犯罪が目立ってきております。」

総理「うむむ。なんとかせないかんねえ。」

新聞の見出し:豆まき法制定

この法により、沿岸部に撒豆塔が建設されることになった。これは、内陸に向かって鬼は外と豆をまき、海に向かって福は内と豆を自動にまく物である。余談ではあるが、それにより大豆製品の値段が大幅に上がった。


かくして日本は平和になった。しかし、それはほんの少しの間だけだった。日本国内の少ない資源の中細々と暮らしていた鬼たちは、海外の豊富な資源を獲得し、にわかに活気を取り戻し勢力を伸ばしていった。勢力を蓄えた鬼たちは、それをもって日本に流入することとなる。そうして世界では一人また一人鬼に食われていく。


ある評論家は「鬼と人間との戦いになるから、人間同士の戦争は終結するだろう。」と言った。

戦争は終わらなかった。ただし、弾丸はすべて豆に変更されたが。

ゲスト



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