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2007-06-24

喫煙ファシズム 16:03 喫煙ファシズム - あるおはなし を含むブックマーク はてなブックマーク - 喫煙ファシズム - あるおはなし 喫煙ファシズム - あるおはなし のブックマークコメント

ここは新幹線の車内。車内はたくさんの喫煙者で溢れ、煙で視界が悪くなっている。1m先すら見えない。

そんな中、隣の席に座った女性に、下卑た笑いを浮かべながらタバコを吹かしている一人の人間が。

山田ヒヒヒヒヒ…ケケケケケ…プファーッ(隣の女性の顔に向けて煙を吹きかける)」

女性「や…やめてください。迷惑です」

山田ファシストだ!ファシストがいるぞ!フギーッ!フギーッ!」

山田の声を聞きつけて、周りの乗客が群がってくる。

女性「キャーッ!やめてー!」

女性の声は特濃の煙と野獣の咆哮によって無情にもかき消される。

数分後、女性に群がっていた群衆がうつろな目をして、気味の悪い笑い声を発しつつ各自の席に戻る。女性は衣服を破られ剥ぎ取られ、全身には白濁液タバコの灰がこびりついていた。そして口には無数のタバコの吸い殻が…

ここは理性も良心も何もない無法地帯

2007-06-18

禁煙会議 23:35 禁煙会議 - あるおはなし を含むブックマーク はてなブックマーク - 禁煙会議 - あるおはなし 禁煙会議 - あるおはなし のブックマークコメント

議長「えーそれではみなさんおそろいのようなのでこれより禁煙会議を始めます。今日の議題は…」

山田「議長!そもそも禁煙なんてものがおかしいんだ!タバコが肺ガンの元になるなんてことは科学的に照明されていないんだ!スパー(タバコをふかす)」

議長「山田君!ここは禁煙だよ」

山田「正体をあらわしたな禁煙ファシストめ!じゃあ聞くが車はどうして問題にならないんだ?え?え?どうなんだ俺の質問に答えてみろ!どうせ何も反論できないだろ?」

議長「ここは車の問題について語るところではないのだよ山田君

山田「へっ、何も答えられないからそうやって逃げるんだな?俺が完膚無きまでに論破したから何も言えないんだろ、はっはっはっはっは!わかってるよ議長あんたは自動車メーカーからカネをもらっているから車の問題については何も言えないんだろ?そうなんだろ?」

議長「事実無根のいい加減なことを言うもんじゃないよ。いいからタバコの火を消して席に着きなさい」

山田「へっへっへ。図星だからってうろたえてやがるな。俺にはわかるぜ。俺はまた一人禁煙ファシストを論破した!完膚無きまでにたたきのめしたぜ!あーいいことをした後は気持ちいい。新幹線の中でタバコを吸う闘争をしたときのことを思い出すぜあん時は注意しに来た禁煙ファシストの手先である女車掌衆人環視の中で犯してやったぜヒヒヒヒ…」

佐藤「ぎ、議長!見てください!山田さんの体中の穴から紫色の煙が!」

山田「キヒヒ…タバコ健康にいい…毒性など全くない…それは科学的に証明されてイルノダ…人類の文化ナノダ…閉所恐怖症だってタバコで克服できる…刃物で斬られてもタバコを吸っていれば痛くないのだこれは人類最高の発明ダダダダダダダダダ」

議長「や、山田君、わかった。君は正しいよ…」

山田「ソウカワカッタカソウダソウダタバコハセイギダかわいいは正義高校生だってタバコ吸って無免許でクルマを運転しているのだコノジドウシャギョーカイノテサキメキヒヒヒヒヒ…」

この日の会議は成立せず、日を改めて会議の場を設けることになった。

次の会議山田の姿はなかった。後日わかったことだが、彼は人里離れた山奥に生活の場を移したという。山田の新しい住まいは、集落から更に奥深くに入った、滅多に人も寄りつかないところにあった。

保健局の職員が定期的に山田の元を訪れていたが、山田は常に大量のタバコを吹かしており、煙で顔が見えなかったほどだという。職員の話すところでは、山田の顔を直接見たことはなかったという。

とある日、山田の住む山で山火事が起こった。山田の家付近は火の勢いが最も強く、救援の消防隊も近づくことができなかった。

一週間近く続いた火事が収まった後、山田の焼死体が確認された。少し離れていたところには水で満たされたドラム缶発見された。更にその周りには空のドラム缶が複数転がっていたという。山田火事になったときにドラム缶の水を使ったが、焼け石に水状態だったのかもしれない。

残ったドラム缶の水を調べたところ、水の中にタバコの成分が混じっていることがわかった。山田はこの水入りドラム缶を灰皿代わりに使っていたのだろうか?そのドラム缶には「水道水より安全 山田」と書かれていた。

今となってはこの意味を知ることはできない。

2007-06-10

コンビニ傘 12:45 コンビニ傘 - あるおはなし を含むブックマーク はてなブックマーク - コンビニ傘 - あるおはなし コンビニ傘 - あるおはなし のブックマークコメント

休日の食事はもっぱらコンビニで調達する。今日は雨が降っていたので先週コンビニで買ったビニール傘を持って行った。

コンビニに着いて、傘を傘立てに入れる。この辺は閑静な住宅街で、傘立てに入れた傘を盗まれることはない。ただ、似たようなコンビニ傘が傘立ての格子の隅っこに立ててあったので、それとは反対側の隅に自分の傘を入れた。

コンビニで、今日一日分の飲食物を選んでレジに持って行く。といっても選ぶラインナップはほぼ固定されている。コンビニ弁当とカップラーメンと無糖炭酸飲料と100円で売っているスナック菓子

レジで精算を済ませて外へ出ると、自分の傘がなかった。直感的にわかった。レジで俺の前にいたジジイが持っていきやがった!ふざけんなよ!わざわざ間違えないように気を遣って傘を置いたのに!

傘立てに置いてある自分の傘と似たタイプの傘を引き抜いて帰路につく。もしかしたら俺の思い違いかもしれないという最後の希望を抱きつつその傘を見る。やっぱり違う。微妙に変色している。こないだ買ったばかりの傘ではない。

しばらく歩いていると、前方に見覚えのある姿が。手にはコンビニ傘を持っている。あいつだ!あの傘は俺の傘だ!歩みを速めてそのジジイに追いつく。

「おい!そこのジジイ!」その泥棒野郎が振り返るや否や跳び蹴りを決める。ジジイは声をあげて倒れ込み、反動で自分も雨で濡れた路面に尻餅をつく。

服が濡れて更に逆上する。「どーしてくれんだよ!服が汚れちまったじゃねーか!おめえ責任取れんのかよ!」怒号をあげながら倒れ込んだジジイの腹に蹴りを入れ込む。最初はジジイも俺の足を押さえ込もうとしていたが、腹に蹴りを入れ込み続けるうちにただただ呻き声を残すのみになった。

自分がコンビニの傘立てから持ってきた傘をジジイに投げつけ、ジジイの横に転がる俺の傘を取り戻し、安堵の表情を浮かべながらジジイに言う。「これに懲りて他人のものを持って行くんじゃねーぞ!わかったか!わかったかって聞いてるんだよ!」。

虫の息のジジイの脇をすり抜けて家へ向かう。もう雨はやんでいた。

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