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2006-09-25

ファック文芸部杯と、第一回萌やし賞と、第四回萌理賞と

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この晩夏から初秋にかけてのイベント三連戦について思ったことをいくつか。

ファック文芸部杯

結果については特に異存はありません。良い成績を収められた方おめでとう、芳しくなかった方お疲れ様でした、全ての参加者と読者にありがとう。

ひとつ気にかかっていた点があって、それはハック賞のことなんですけど、ハック賞の選考基準は最後に明かした方がよかったんじゃないかなという思いがあります。はてなブックマーカーの皆さんはお分かりと思いますが、ブックマークするかしないかの基準というのはいくつもあって、user数が多いエントリーが良質というわけではないという事実はもはや明白すぎるほど明白なのであります。ここではこの事実について、あえて「衆愚」と呼ぶことにします

恐らく当初、ハック賞で勝つためにはこの「衆愚」を味方につけることが求められていたのだと思います。ところが、ハック賞の基準が最初に明らかにされていた、これは間違いなくブックマーカーに影響を与えていたでしょう。自分の行動がそのエントリーを評価することになる、その事実ブックマーカーの前に突きつけられて、意識的・無意識的にブクマ基準が変化していたということはなかったでしょうか。

はてブがなければはてなダイアリーを始めることもなく、ファック文芸部に参加することもなかった私が言うんだから間違いありません。

奇しくも開催中に、あるファ文杯非参加エントリーホッテントリ化してこれこそファ文杯大賞だと評されましたが、できることなら同じ土俵上での勝負を見たかったという思いがあります。

というわけで、ハック賞の選考基準は最後に明かした方がよかったのかなと思う次第です。

第一回萌やし賞

結果についてはいろいろ皆さん思うところはあるでしょうが、それも仕方ありません。全ての参加者と読者にありがとう。

結局この企画に1200ポイント以上費やしたわけですが、全く後悔がありません。みんなよくぞこんな企画に乗ってくれたもんだと、本当に本当にびっくりしてます。

もちろん、この企画はある意味萌理賞カウンターを喰らわす意図があったのは否めません。つまりは萌理賞がなければ存在できない企画です。「萌理賞なんか結局主催者一人に気に入られなきゃダメなんだ」という、負け犬の遠吠えを具現化するため、主催者の意図で評価が決まるという事実を、最初から前面に押し出した賞を作ってしまいました。

途中からはそんなのどうでも良くなったんですけどね。参加者の皆さんが萌理賞フォーマットに従って投稿してくれたので凄くありがたかったです。そういう意味でも萌理賞感謝

第四回萌理賞

結果については特に異存はありません。今まで三回の延長線上にビシッと乗っててさすがという感じ。良い成績を収められた方おめでとう、芳しくなかった方お疲れ様でした、主催者も含め全ての参加者と読者にありがとう。

でもやっぱり今回の自分の結果は残念です。書き上げた時の手ごたえは今までで一番強かったんですけどね。うちの近くの銀杏並木はそんなに臭くなかったんだけどなあ、と思ってネットをさまよってたら、並木には雄株だけを使うことが多いらしい。ダメじゃん。でもイチョウ花粉は4キロほど飛ぶらしいのでアリということにしておいてください。

一応萌理賞ではロマンチックな話に仕立て上げましたが、結局イチョウの雄株が風に乗って飛ばすのは花粉であり精子*1なわけで、その観点に立って読み直すと、いきなりポルノ文芸まつりに早変わり。YATTA!

萌えについて

これは、萌理賞に参加したり、読んだり、萌やし賞をやったりして思ったのですが、萌えをなんか特別なものだと考えてる人が多い印象を受けました。

こんだけ萌えという言葉が一般化した以上、萌え普遍的な感情なんでしょう。喜怒哀楽とかと同じように。最近萌えという名前がついただけで。私が柿の種や黒板消しクリーナーに感じる感情を萌えと呼んでしまうからかも知れませんが、そう思います。

萌えはわからない」というような言い方を見かけますが、それも当然であって、私は萌えと同じように笑いも怒りも分かりません。どうやったら読んだ人を笑わせれるのか、悲しませられるのか分かりません。

だからこそ、こんなグループに入ってなんか書き続けてるんだと思いますよ。

評価することについて。

これは三つのイベントを通して思ったのですが、評価することのなんと難しいことよ!

これらの企画の共通点は、参加した作品が全て評価を受け、それが明らかになることだと思うのですが、ファ文杯、萌やし賞で人の作品を評価し、萌理賞で自分の作品を評価されて、改めて評価の難しさを思い知りました。

そりゃあね、できのいい作品、好きな作品だけ評価してりゃ楽ですよ。褒める分にはあまり反発受けないですから。ところが同じスタンスで低い評価をすると反発を受けやすくなるんだから困ったもんですね。それでも、自分の作品についてなんか反応があることの嬉しさを知っているから、ファ文杯では全ての作品に評価文を書き、点数をつけました。

でも実際、凹みましたよ、今回の萌理賞は。「えー、なんで七五調普通の会話混ぜちゃダメなの?」って。

そんな思いが積み重なって、萌やし賞になったわけですが、ほんとに苦しかった。だから sirouto2 さんを責めることなんてぼくにはできない。同じ形式の企画をさせてもらった人間として、「お疲れ様でした」と言わせてもらいます。

*1イチョウは、独立した精子を持つ数少ない種子植物のひとつなのである。