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2009-06-06

みんなのビジョン3

| 01:13 | みんなのビジョン3 - 論理兵站 を含むブックマーク はてなブックマーク - みんなのビジョン3 - 論理兵站 みんなのビジョン3 - 論理兵站 のブックマークコメント

お返事ありがとう

みなさんのおかげで、ほぼ日刊になっております。

「文の芸はいままでメディアを渡ってきた強い子でそもそもメディアに縛られるもんじゃないんだけどなんでか紙の本って強いよねー、Google Wave が登場してどんなふうに変化したら面白いかなー」みたいなことを話し合うシリーズです。

いままでのあらすじはこちらをお読みください。

今回も別にトラックバックではないものが含まれています。

あと、2回ほど叱られた。


執筆過程の再現

共同執筆で三時間ぐらいでばーっと小説書き上げて、その、小説が出来上がるまでの課程を疑似リアルタイムで後から誰でも追えるんじゃろ?涎でる

執筆を開始してからずっと完成するまでが、あるいは準備段階までを記録しておけるとしたらすごい。

それをまとめてパッケージとして提供できるとしたら、大変なメリットですね。

え、書いてる過程を再現できるの?それ、俺が前からほしかったエディタじゃね?

新しいことをしようというのではなくて、いままでに行われていた学問の、研究のたすけにもなると思うのです。それができると思うんだけど自信がない。

こういうことを知りたいので、どなたか詳しい方、Waveの仕様から文芸においてどんな目的に使えそうなのか解説していただけると幸いです。


「未満」なものをすくいあげるシステム

「感想」「ツッコミ」が物語に組み込まれていく感覚。朝ガスはほぼ日刊だった、が、(電脳筒井線からの)「反映」にはいくらか時間がかかった。この「反映」の速度がどんどん短くなってきているのが現在なのだと思う。

思うんだけれども、自分の感覚としては、まだハードルが高いんではないかと思っている。って、あんまり正しくない表現だった。「もっとすくい取れるものがあるのではないか」という感覚なのだと思う。今までの試みは、「電脳筒井線で持論を展開する」レベルの人はすくいとれていると思う。それはすごいことだ。さらにそれを一歩進めて、「隊長は気が狂っている」もすくい取れるようになるのではないか、それが物語の一部として駆動していく未来。

総表現者社会とか言われるけれども、僕たちが観測していない表現者も実は多い。

どうしたら、全員の物語ができるか。

断絶をなくすことによって何が起こるか。

また、今よりも多くの人に対してその機会をひらくことで、一体どうなるのか。

善悪、是非ではなく、これができるようになるということは、いつか現実のものとなるということなので、そのことは心に留めておかねばならない。

技術の進歩がもたらされ、そのことが創作の主題となっていくのだなと思いました。


「なんでも物語だ」と言うのは容易い。けれども、それはやはり、意図を持って切り取られなければ「物語」にならないと思う。つまり「編集」されなければ「作品」は生まれない、ということだ。自分で自分の語りを、意図を持ってプロデュースできて、ブロードキャストできる人はいいけれども、多くの人にとって何らかの補助輪は必要だろう。

「場」を設定し、いわゆる「お題」を決め、「採用」をコントロールし、そして「期日」を設ける。読者投稿的な、そんなイメージ。そういったものが、一人の人間だけに負わされるのではなく、たくさんの人と、そして便利なシステムによって回転していく様子が見たいと思う。

編集作業の重要性について指摘したのは今回の一連のエントリで初だと思います。

新しい世界は編集行為をどう変化させるのかも、もちろん考えていくべきテーマです。

僕は今日のウェブにおいてもっとも足りていない、何かがズレてしまっているのは編集の役割じゃないかと思ったりもするのです。


ところが今の私たちは、もう少し開けた広場に差し掛かっています

紙媒体のいままでは、選別されたコンテンツだけが印刷されて広まるという状況だった。マーケティングとかして。

でもこれからの状況っていうのは、むしろ神話の時代に戻るんじゃないの、それを求めていくよ、という話。

 前の記事でスポーツの例を出しましたが、たとえば小さい頃から陸上選手目指してひたすら走り込んでるような人に対して、「単調な徒競走より野球の方がゲーム性があるのになぜ野球をやらないのか」とか非難するのはひどく的外れだと思います。なので、そういう人を「檻の中に閉じ籠もっている」的に揶揄するのはあまり好きくありません。

檻とか言ってごめんなさい。

非常によくわかるたとえだと思います。


「るるいえ」と書かれた稀覯書を井戸に沈めながら虚空にアッパーアッパー

宇宙を超越する気があるのかどうかも怪しいものです。

申し訳ありませんでした。考えが及んでおりませんでした。


まだつづく

執筆予告を受けているのでぜんぜん待ちます。

ほんとうは、こういう話題は、遠い未来まで、いつも頭の隅に置いてなきゃいけないものなんで、いつまででも続けます。

Wave 待ちながら誰か技術的に詳しい人がまとめてくれると超うれしいんですけど。

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