2009-06-07
みんなのビジョン4
書簡 | |
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お返事ありがとう
みんなウェブで言葉を使った創作とかしてるけど、ほんとにこのままでいいの? 紙の本と変わんなくない? ほしいものは何? みたいな話をする会です。
これまでのあらすじ。
- 創作文芸のビジョン - 論理兵站 - ファック文芸部
- 「創作文芸のビジョン」集積 - 論理兵站 - ファック文芸部
- みんなのビジョン - 論理兵站 - ファック文芸部
- みんなのビジョン2 - 論理兵站 - ファック文芸部
- みんなのビジョン3 - 論理兵站 - ファック文芸部
- みんなのビジョン3-2 - 論理兵站 - ファック文芸部
僕たちが今まで何をしたくて何をできなかったのか
ネット上にある創作は、チラチラみて、正直言ってほとんどは、何がおもろいねんの一山いくらの世界です。多様化と聞いて来てみたらこのザマです。
まったくだ。
単純に一番確実に盛り上がるのは、ネットで書かれてるそんなにおもしろくもない創作に対して、ちゃんとした本格的なそれっぽい批評をきちんと色々な人に対してやってくれるお釈迦様のような人の大登場でしょう。
ウェブで創作したり鑑賞したりしている以上、熱意さえあれば可能なんだけど、それは実現していない。
Google の蜘蛛の糸が全部拾ってるはずなんだけど、まだまだ何かが足りない。
これが実現したら、田舎まで道が開通したっていうことになる、それは高速道路ではないけど、必要なインフラなんだと思うのです。
愛です。
最終的には「そのやってる方法がおもしろい」じゃなくて「その文芸なり創作なりがおもしろい」にならないといけません。
肝に銘じます。
これは d:id:setofuumi が触れた話題につながるかもしれないなと思いました。「みんなのビジョン3」を参照してください。
あと、つまんない人が大量にいる状態じゃないと、ニューカマーの数が減っちゃうっていういやらしい問題があるような気もしているんだけど、まあ愛があれば克服できることだと楽観視もできる。
僕たちが今まで何をしたくて何をできなかったのか
これの整理は必要だと思っています。誰かおねがいします。
大体、僕がしたいのはむしろ、書く前の会議みたいなもののような気がします。そこの想像を膨らませる企画会議がしたい。
「なりてえよ、あんたみたいな男になりてえよ」
のような文章をクリックしたらサクッとした動作で感情こもった台詞が流れるとか
一人が一人の登場人物を担当して書くみたいな面倒くさいこと
こういうやりたいことをたくさん言っておくのはいいと思うのです。
誰か暇な人が作ってくれるかもしれないから。
もし現状で可能なことだって、いまより便利なものを追求することはできる。
ふだんボールペンとか何も考えずに使ってますけど、結構複雑で、誕生当時から比べたらいろんな進歩してる。
それが100円ショップで3本買えたりする。
ツールの具体的な使い方
実例をいっぱい出していこうよという話。
こういう遊びってアレに近いのではないかなと
編集とかブランチとかの行為の実例として。改編的お遊び行為。
誰かの書いた文章を、別の人が注釈したり改編したりしてぜんぜん解釈の違うものにする、という遊び方を、リビジョン管理ツールの具体的な使い方のひとつとして想像していました。だとすれば、リンク先のようなものがその実例になるのかなと。
ツールがあれば「まるごと写してツッコミしまくり」用途にも使えますよね…。全文流用上等の態度も、将来、興るといいなとは。ただ、その先がわからないので考えます。代表例として適するのは、これまででもよく見られた、簡単にできていた種類の遊びでは、ない気がするのです。
ツールをどう扱っても人間の認識/思考のレベルに固定的な限界があるので、脳みそ自体をいじくることができない前提でどこまでツール技術が寄与できるのかという壁がありそうですね。五次元を扱えるツールが生まれても人間は五次元認識できないし、とか。
たとえば待ち合わせするときに正確な場所と時刻を決めないという現代では当たり前の現象が、携帯電話の普及以前の僕には想像できなかったのです。
ツール普及後に起こることは、僕の頭だと、少し考えないとわかんないのです。当たり前だと思っていることを排除できない。
携帯電話の普及で変わったことっていっぱいあると思うんですけど、そういうのをみんなでひとつずつ出し合ったらいいんじゃないかな。
先日から id:masapguin の好意で Redmine というツールをちょこちょこ触らせてもらっているのですが、正直まだよくわかってないです。プログラム書く人の使い方も想像できてない。
そのうちまとまったレポートをするつもりではいます。
具体的になんかツール使って有志で遊んでみて、その試行してみた感覚を報告していくってスタイルで薦めるのがいいんじゃねかなーと思ってる
たとえば Twitter や Tumblr でもいいと思うんです。Tumblr で何ができると思う?
一応作ってあったのだけど、まだあんまり考えてない。
Tumblr でやってみたいことがある人は教えてください。
先日、Twitter では d:id:sakstyle らによるテストがあった。
TL上に、同時に3つも4つも短編小説が並んでいくという事態になった。
それぞれが別々につながっている話なんだけど、寸断されて交じり合っているっていうのは、なんかいい気分ですよね。
TLに、何本も小説が並行してアップされていけばいいんじゃない?
natsumeの小説とsegawaの小説が混じり合っていくとかさあ
twitter上で小説を書くのだとしたら、単に普通の小説を140字毎に分割してpostしていっても意味がないと思う。
ケータイ小説が、本で読んでも仕方がなくて、ケータイ小説サイトで読まないと意味ないように、twitter小説があるとしたら、それはTL上で読まないといけないようなもの
たとえば泡坂妻夫の本で、袋綴じを開かずにそのまま読んでも通じるし、袋綴じを全部破って読んでも通じるっていう本があった。つまり短い話の部品が、長い文章にも使われているのです。同じ文章が違うイメージになるとかの面白さがある。これはセンテンスの途中で改ページしてたから余計にすごかった。
これって Twitter のタイムラインにある楽しさ、特徴、性質で、あのツールに備わってる機能だと思うわけです。
われわれは別々の世界を生きているんだけど、タイムライン上で混じってる。他人の断片が続々見えるけど、本当のところはそいつが何をしてるか、こっちからはわかんない。
第八回文学フリマの朝、出動前に d:id:sasuke8 とチャットしてて、その模様はこのエントリの後半に記されています。
QuickResponse という計画では、kamatter というミニブログサービスをでっちあげ*1、メールマガジンもやった*2んだけど、そういう意図がありました。
あと、そもそもブログに適した創作って何だったのかなど例を挙げていきたいのですけど。
『和風Wizardry純情派』とか?
詳しい人は教えてください。
ブックマークコメントじゃなくてエントリを起こしてくれたほうがうれしいです。
みんなに説明しなくちゃならないことだし、100文字そこらで説明しきれないでしょうから。
名前、およびブックマークタグ
extramegane氏関連の話題につけるタグを考える。[みんなのメガネ]
extramegane氏関連のアレのタグ名を考える。[extra文芸][エクストリーム文芸][文芸リストラ][文芸解体][再構成文芸]
ここまで広まったので必要だと思うんだけど、どういうのがいいのかはわかんない。
内輪っぽくなくてキャッチーなのにしてください。
できればウェブで創作している人みんなの旗印になってほしい。
けど個別の論議のエントリがいっぱいになるような気もします。
もっと声を上げていい
神話の時代には著作権なんてなかったし、みんな好き勝手に尾ひれ葉ひれ*1つけて話を大きくしてたし、地域によっていろいろ諸説バージョン重なり合ってるのは今から見ると面白いし、「きまった順番に鑑賞する」なんて慣例も当然なかったわけで
「本」という技術が便利すぎたことに一因があるのでしょう。あやふやなで壊れやすい人の記憶に依らず、大量の情報を確実に保存する方法の主役は長らく「本」だったから、「本」という形式に最適化するためのいちばん便利な方式、一直線な読み方/書き方が定着したと。
技術に合わせて文化の方が形を変えていったとも言えるわけです。
現在では、「紙の本」の必要に合わせるためにもたらされた制約を、一度リセットすることができます。
これは非常にわかりやすいです。先日からみんなに意見を聞くときにあんまり考えないで使っていた「文芸」という単語の前提とも言える説明だと思います。
そのうえで、どうしたいかは個々の問題になって、みんな欲しいものが違うのは当然、もちろんそこは多様であってほしいと思ってます。
複数のバージョンが重なり合うような先祖がえりもできるだろうし、その仕組みの「どれが正統で最新かをわかりやすくする」という機能を使って、公文書の制作と管理が楽になっているかもしれない。
全体にとってみればどちらも同じように大切だと思うのです。
そのツールをどのように使うかっていう正解はないんだけど、想像してなかったような応用はできるかもしれない。
まだ続きます
たぶん。みんなが飽きてなければ。
トラックバックください。
アイデア以外、いままで出てきたポイントを整理してくれるとかでも。
*1:技術部長 id:masapguin
*2:技術部長 id:masapguin
文学=紙になったのは活版印刷術の発明&産業革命によって、
鉄道網が全国に引かれて、印刷物が同時に大量に配布可能になって以後です。=自然主義の時代
それ以前の時代はシェークスピアみたいに劇団の座付き脚本家が職業作家だったわけです。
で、自然主義時代以降、二度の大戦以後ですが、映画やラジオやテレビの普及で、活字以外の方法でも国中に情報を配れるようになった。よって、テレビの構成作家のような音声・動画ありの脚本家が再び職業作家としてメインになる。=シェークスピア時代の復活。
影響力で言えば大手活字雑誌(女性自身・ロッキンオン)の部数が30万部ぐらいなのに対して、テレビの全国ネットで視聴率10%なら1200万人が見ている計算になるので、雑誌の40倍の伝達力をテレビは持っている計算になります。
みたいな話を下のメールマガジンで書いています。
http://archive.mag2.com/0000265076/index.html