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2006-08-17

またしても彼のロッカーに紙が挟まっている。

紙は前回と同じ紙だ。やはり、紙の所々が汚れている。

今度は複数枚にわたって、細かい文字が埋められており、読むのに少々苦労させられそうだ。

ハロー。ハウロウ。そちらはどうですか。

まだ、文芸革命は起きていませんか?

そろそろ大量の文章と、極小の文字による、文字通りの人体の損傷や、大規模な爆発、そうした文芸抗争が起きるだろうと踏んでいるのですが、どうでしょう? そのような階はまだ見えませんか?

私はその来るべき日に備えて、Wordを片手に(ごめんなさい、Windowsユーザーだから……)事ある様子を記述する訓練しています。大変ですが、まあ、ファック文芸部に在籍しているのですから、そのような訓練も楽しいと思っています。

えーっと、あの先輩はなんて言ったっけな?

『すべての事象は文章で再現されなければならないが、その行いは完全に間違っている』

『偽りの物語がこの世界であるが、その物語にお前は入っていない』

『がたがた書かんと、早よ書かんかい!』

ロジックも確かに必要だけど、君が読みたいのはロジックなの?』

『最新のネタを最速の技術で』

『今の文芸を壊してみたいよね。ああ、物語エンターとバックスペースさえあれば』

たくさん仰ってた気がします。どれも好きな言葉ですが、いったい誰がどのような事を言っていたのでしょうか? もうわかりません。あの時期はとにかく言葉を捲し立てる時期(ヒストリックストーム)でしたものね。

メモをとれば、結構な数になっていたのでしょう。それこそ、私の背丈を軽々と超えてしまうぐらい。だけど私と言えば、あの部員たちが捲し立てる大量の小説の渦に巻き込まれてしまって、メモを取るのをすっかり忘れていました。まだまだ私は駄目ですね。

しばらくしない内に、そちらでも新しい出来事が起きてるみたいですね。

まずは文芸フリマファック文芸部として参戦するということ。

面白そうですね。現状だと参加する人数が少ないので、私も足軽としてかり出されることでしょう。アイディアの少ない私ですが、何とかして一本ひねりたいと思います。

もう一つはファック文芸部の切り込み隊長id:xx-internet氏が立ち上げたファック文芸部杯g:neocup)でしょう。

匿名という空間で自分の力量を試すには、そこはもってこいの場所です。ファック文芸部真剣勝負。はっきり言って負けるのが怖いです。でも、私が参加したら即負けるという実感もあります。

だから、あの場所に立つかどうかまだわかりません。

とにかく、ファック文芸部としての活動がネットリアルにまたがって行われていることが、うれしいですね。

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あ、そだ。近況報告しなきゃ。

先ほどまで、私は大量の氷粒にまみれていました。

ここの地方は氷に包まれていて、とても寒いです。防寒具を用意してきて正解でした。もし普段着だったら、一晩も経たない内に凍死しているでしょう。温度計はできるだけ見ないようにしているのですが、それでも温度計の数字がマイナス方向に長く伸びているのを見ると、気が滅入りそうです。

でも実際に『氷泉』を見ることができたのが、唯一の救いでした。

この地方はご存じの通り、氷の上に大小軽重長短、様々な環境調整装置を取り付けて居住を可能にしたドーム型の都市です。可能にしたといっても、可能だったのは昔の話。政府の号令の元にこの都市に移住してきた多くの人々も、もはやごく少数となってしまいました。

氷の下や上に積み上げられたその様々な機械は、所詮機械でしかありませんでした。この絶え間なく続く氷害により徐々に調整機械の機能は低下し、都市としての機能も低下して行きました。気温が常時マイナスを示すようになってからは、その都市には急速に荒廃の一途をたどるようになりました。

今ではこのドームの内側も、外の世界と全く同じ光景が広がっています。違う所は外が吹雪だらけの氷の世界に対して、内側はしんしんと雪の降りしきる世界だという所でしょうか。

この内側だけ雪が降るようになった原因に、その『氷泉』があります。

『氷泉』とはその名の通り、この都市の地面から吹き上げる氷水の事です。

理系学問を学んではいないので、どのような原理かはわかりません。ただ、時折地面の切れ目から勢いよく水を噴き上げ、それが空中で冷やされて雪として降るのです。でも、これは雲のような原理では降っていないので、厳密に言えばただの氷粒と言えるでしょう。

その氷粒にまみれながら見上げる『氷泉』は美しいです。それは間欠泉のように時間を置いて吹き上げるのです。何時吹き上げるかは全くわからず、本来は地面の切れ目がある場所に腰を据え、ジッと次の吹き上げを待たなければならないそうです。ですが私の場合は幸いにも、吹き上がっている水柱を見つけることができました。

その『氷泉』の根元に腰を落ち着けてその吹き上げを眺めていると、何とも言えない気分にさせられます。それはまるでそれは噴水なのですが、しかし、私に降り注ぐのは氷粒なのです。もちろん先ほどに書いた水の急激な冷却によるものなのですが、あまりにも見事な変化だから、むしろこれは手品を見せられているみたいです。

これを読んでいる人にはこの光景想像できますか? 実際にその『氷泉』を見た私でさえ未だにその光景がうまく理解できていません。ああ、文芸部員の人たちに見せてあげたかった。そして、部員たちはこの冷たい間欠泉である『氷泉』を見て、どんな風に思うのだろう。そんなことを考えてしまいます。

ドーム型の都市はもはや朽ちていく一方です。もう人が住むことはできないでしょう。ですが、先住民とも言える氷の活動は、このドームの中という空間によって変化を始めています。この『氷泉』によってドームの中が氷粒で一杯になった時、氷はまた世界に対応するように変化していくのでしょう。

願わくは我々ファック文芸部員にも、そのような変化が起きること。