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2006-09-25

前略、そちらはいかがお過ごしでしょうか。

こちらはいつも変わりなく旅を続けています。あんまり書くのが遅くなってしまったんで、何処へどんな旅をしたのかも、彼の想像の片隅に追いやられてしまったようです。

しっかりしろ、ダイアリーの俺。お前がちゃんと動かんと俺も活躍できないから。

あ、

ああ、そうだった。島烏だ。

シマガラスに出会ったんだ。

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見渡す限り雑草の緑が揺れ動く草原に僕は居た。

極光さえも出ていない、ただ真っ暗闇の中をナイトスケィルと共に歩いていた。

鞄の中には移動用スティールも有ったけれど、別に急ぐ旅でもなかった。ただユラユラと夜風に揺れる草原を眺めながら、ナイトスケィルに補足される不可視光を頼り進んでいた。

別に夜目が利かない訳じゃない。その時はたまたま手に入ったナイトスケィルの性能を試して見たかった。そもそも夜に濃度があるって聞いたのがきっかけだった。あー、夜の濃度の事は今は関係ないから、また別の手紙にでも書くことにするよ。

今は、すごく大きい鳥の話だ。

島烏は、一つの島を包み込むほど大きいと言われている鳥だ。

それほど大きな鳥だから、その体の上に人が住んでいるのでは無いかと思われていた。

俗に言う天空人の事だね。

ある日、その巨体から空人が落ちてしまい、それを引き金に世界を破滅に向かわせたり、救わせたり、はたまた地上の人と恋仲になったり、凄惨な地上との争いになったりした……らしい。そんなにいろいろと話が多いのは、それは僕がこの地域の町々に訪れる度に、「町につたわる伝説」として必ずといっていいほど聞いてきたからだ。

そして、それらの天空人と地上人の伝説は、おかしな事にこの地域の町々で全く食い違っていた。世界を救った天空人が、直ぐ隣の町では破滅を引き起こす怪物として伝えられている。

けれども、その天空人を乗せている島烏の事だけは全ての町の言い伝えが同じだった。

『その鳥は月すら昇らぬ闇夜の空に、漆黒の絹を纏って飛ぶ』

そもそも僕は島烏の事すら信じて無かった。第一、そんなに体の重い鳥がどうやって空を飛ぶのか全く分からない。翼を羽ばたかせるだけでも、結構な労力を使うんじゃないだろうか。

それに、そんなに大きな鳥が空を飛んでいたら、誰だって目撃するだろう。でも僕らがその姿を見つけられないのは、その鳥が暗闇を飛ぶからなのだ。子供の無理な言い訳じゃ有るまいし。

もともと島烏なんて、この世には居るはずが無いのが本当の事だろう。

……と思っていたんだ。

話を草原を歩いていた時に戻す。

その時は伝説通りに、町の灯りさえも届きはしない真っ暗闇の場所にいた。足下から伝わる草原の感触と体に触れる風の冷たさと、ナイトスケィルに映し出される夜の濃さだけが、その時に僕に与えられた世界だった。

異変は急にやって来た。

先ほどまで吹いていた夜風が止んだ。そして今度はその正反対の方から、想像を絶する突風が吹いてきた。また同時に、先ほどまで活動していたナイトスケィルが途端に真っ暗になって沈黙してしまったのだ。

突然の暗転と強風によって視界と方向感覚を狂わされて、僕は煽られて草原の中に転がるように倒れてしまった。反応のないナイトスケィルを外して、その突風の正体を確かめようと草原にしがみつきながら上を見た。

真っ暗闇だったはずの空が、更に「黒くなっていた」。

ああ、信じてもらえないだろうけれど、その時は暗闇ではない「黒」が上空を覆っていたんだよ。

終わらないんじゃないかと思うぐらい長い時間、暗闇よりも暗い「黒」が空一面に覆われていた。依然として風の勢いは弱まらず、このまま僕を草原ごと「黒」の中に吹き飛ばしてしまうんじゃ無いかと恐ろしくなった。何も出来ずに、ただ地面にしがみついているだけだった。

しばらくその状態のままでいると、荒れ狂うほどの強風が吹き始めと同じように唐突に止み、そして暗闇もその濃さを取り戻していた。沈黙していたナイトスケィルも何事も無かったかのように活動していた。僕は何も見えない暗闇の中で、僕は風の吹いていった方向を凝視した。

そこには鳥の影が夜の暗闇に浮かび上がっていた。

鳥の影の大きさが、尋常ではないくらいに大きかった。暗闇の中に居たから見間違いかと思われるだろうが、その「黒」のシルエットは、確かに夜の暗闇との暗さとは種類が違っていた。暗闇の上に、覆い被さるような、埋め尽くすような、そのような黒さだった。

その鳥の影は、段々と暗闇の奥へ向かうに従って小さく、次第に闇に消えていった。

僕は、草原の上に座って影が消えてしまった方角を暫く眺めていた。

以上が、その草原で起きた事の顛末だ。

あれが本当に、シマガラスだったのかはもう確かめようがない。でも、あの時に感じた恐ろしさは今でも僕の体の中に残っている。全てを飲み込んでしまう様な「黒」は、今でも夜の世界を飛んでいるのだと思う。

文芸部のみなさんも、夜道の一人歩きには充分注意してください。そこには、世界を包み込んでしまう大きな「黒」い鳥が存在しているかもしれませんから。

それでは、また手紙出します。

その時まで、お互いお元気で。

2006-09-16

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g:ambiguity

グループ名、ambiguity(曖昧な文章)

2006-08-26

猫投げ 猫投げ - 日常、器具類 iiiiii! を含むブックマーク はてなブックマーク - 猫投げ - 日常、器具類 iiiiii! 猫投げ - 日常、器具類 iiiiii! のブックマークコメント

彼のロッカーメモが入っていた。

しかし、彼の筆跡ではない。

(彼の字は、彼自身でも読めないぐらい汚い)

この筆跡は所々でゆがみは生じているものの、形の整ったきれいな字である。

そのメモには、こう書かれている。

猫投げ(奇妙な風習)

○○国○○に伝わる風習。

(注:○○の部分は後で塗りつぶした形跡があり、読めなくなっている)

動物ネコを投げるのではなく、小さい猫の縫いぐるみを抱えるように複数個持ち、そのまま空高くへと投げる。複数個投げるのは、家族全員分の無病息災を願うため。

その儀式を行う場所は切り立った崖の近くである。

宙に放りあげられた縫いぐるみのいくつかは、崖の下に落ちてしまうが、その儀式を行う者は頓着せず、むしろ崖の下に落ちるほど良いとしているようだ。

この風習の始まりは、○○に住んでいたある○○人女性の元に猫の置物が届けられる事から始まる。崖の近くに住むその女性は、ある日道ばたで猫の置物を拾う。郷土の懐かしさからか、女性は置物を来る日も来る日も大層可愛がった。

数日後、その置物がある雨の夜に突然発光、光の帯を纏い夜空高く飛んでいった。その不思議な現象を目撃して以来、婦人には幸福が訪れ、災いは起きなかったとされている。その招き猫は、招き猫の姿をした神様ではないかと、○○の住人は考えているようである。

それを知った○○の住人達は、それぞれ木や石の猫を形取った置物を作り、一年大切にして夜空に高々と飛ばすという行為をするようになる。それが後に、今日まで続く○○に伝わる無病息災を願う風習となる。

また石や木で出来た置物では落下した時危害を及ぼすため、徐々に縫いぐるみが主流となる。

だが僕には、風習の裏に何かあるような気がしてならない。

空高く投げる行為。崖の近く。崖下に落ちていく縫いぐるみ

その言い伝え自体が、作られた話に見えるのだ。

何か本当の言い伝えがあるのではないだろうか。

その言い伝えの真偽はともかく、話の元になった○○人女性が何かしら鍵を握っているはずである。一体誰なのであろうか。

暫く、この言い伝えに関する調査をする必要がある。

2006-08-17

またしても彼のロッカーに紙が挟まっている。

紙は前回と同じ紙だ。やはり、紙の所々が汚れている。

今度は複数枚にわたって、細かい文字が埋められており、読むのに少々苦労させられそうだ。

ハロー。ハウロウ。そちらはどうですか。

まだ、文芸革命は起きていませんか?

そろそろ大量の文章と、極小の文字による、文字通りの人体の損傷や、大規模な爆発、そうした文芸抗争が起きるだろうと踏んでいるのですが、どうでしょう? そのような階はまだ見えませんか?

私はその来るべき日に備えて、Wordを片手に(ごめんなさい、Windowsユーザーだから……)事ある様子を記述する訓練しています。大変ですが、まあ、ファック文芸部に在籍しているのですから、そのような訓練も楽しいと思っています。

えーっと、あの先輩はなんて言ったっけな?

『すべての事象は文章で再現されなければならないが、その行いは完全に間違っている』

『偽りの物語がこの世界であるが、その物語にお前は入っていない』

『がたがた書かんと、早よ書かんかい!』

ロジックも確かに必要だけど、君が読みたいのはロジックなの?』

『最新のネタを最速の技術で』

『今の文芸を壊してみたいよね。ああ、物語エンターとバックスペースさえあれば』

たくさん仰ってた気がします。どれも好きな言葉ですが、いったい誰がどのような事を言っていたのでしょうか? もうわかりません。あの時期はとにかく言葉を捲し立てる時期(ヒストリックストーム)でしたものね。

メモをとれば、結構な数になっていたのでしょう。それこそ、私の背丈を軽々と超えてしまうぐらい。だけど私と言えば、あの部員たちが捲し立てる大量の小説の渦に巻き込まれてしまって、メモを取るのをすっかり忘れていました。まだまだ私は駄目ですね。

しばらくしない内に、そちらでも新しい出来事が起きてるみたいですね。

まずは文芸フリマファック文芸部として参戦するということ。

面白そうですね。現状だと参加する人数が少ないので、私も足軽としてかり出されることでしょう。アイディアの少ない私ですが、何とかして一本ひねりたいと思います。

もう一つはファック文芸部の切り込み隊長id:xx-internet氏が立ち上げたファック文芸部杯g:neocup)でしょう。

匿名という空間で自分の力量を試すには、そこはもってこいの場所です。ファック文芸部真剣勝負。はっきり言って負けるのが怖いです。でも、私が参加したら即負けるという実感もあります。

だから、あの場所に立つかどうかまだわかりません。

とにかく、ファック文芸部としての活動がネットリアルにまたがって行われていることが、うれしいですね。

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あ、そだ。近況報告しなきゃ。

先ほどまで、私は大量の氷粒にまみれていました。

ここの地方は氷に包まれていて、とても寒いです。防寒具を用意してきて正解でした。もし普段着だったら、一晩も経たない内に凍死しているでしょう。温度計はできるだけ見ないようにしているのですが、それでも温度計の数字がマイナス方向に長く伸びているのを見ると、気が滅入りそうです。

でも実際に『氷泉』を見ることができたのが、唯一の救いでした。

この地方はご存じの通り、氷の上に大小軽重長短、様々な環境調整装置を取り付けて居住を可能にしたドーム型の都市です。可能にしたといっても、可能だったのは昔の話。政府の号令の元にこの都市に移住してきた多くの人々も、もはやごく少数となってしまいました。

氷の下や上に積み上げられたその様々な機械は、所詮機械でしかありませんでした。この絶え間なく続く氷害により徐々に調整機械の機能は低下し、都市としての機能も低下して行きました。気温が常時マイナスを示すようになってからは、その都市には急速に荒廃の一途をたどるようになりました。

今ではこのドームの内側も、外の世界と全く同じ光景が広がっています。違う所は外が吹雪だらけの氷の世界に対して、内側はしんしんと雪の降りしきる世界だという所でしょうか。

この内側だけ雪が降るようになった原因に、その『氷泉』があります。

『氷泉』とはその名の通り、この都市の地面から吹き上げる氷水の事です。

理系学問を学んではいないので、どのような原理かはわかりません。ただ、時折地面の切れ目から勢いよく水を噴き上げ、それが空中で冷やされて雪として降るのです。でも、これは雲のような原理では降っていないので、厳密に言えばただの氷粒と言えるでしょう。

その氷粒にまみれながら見上げる『氷泉』は美しいです。それは間欠泉のように時間を置いて吹き上げるのです。何時吹き上げるかは全くわからず、本来は地面の切れ目がある場所に腰を据え、ジッと次の吹き上げを待たなければならないそうです。ですが私の場合は幸いにも、吹き上がっている水柱を見つけることができました。

その『氷泉』の根元に腰を落ち着けてその吹き上げを眺めていると、何とも言えない気分にさせられます。それはまるでそれは噴水なのですが、しかし、私に降り注ぐのは氷粒なのです。もちろん先ほどに書いた水の急激な冷却によるものなのですが、あまりにも見事な変化だから、むしろこれは手品を見せられているみたいです。

これを読んでいる人にはこの光景想像できますか? 実際にその『氷泉』を見た私でさえ未だにその光景がうまく理解できていません。ああ、文芸部員の人たちに見せてあげたかった。そして、部員たちはこの冷たい間欠泉である『氷泉』を見て、どんな風に思うのだろう。そんなことを考えてしまいます。

ドーム型の都市はもはや朽ちていく一方です。もう人が住むことはできないでしょう。ですが、先住民とも言える氷の活動は、このドームの中という空間によって変化を始めています。この『氷泉』によってドームの中が氷粒で一杯になった時、氷はまた世界に対応するように変化していくのでしょう。

願わくは我々ファック文芸部員にも、そのような変化が起きること。

2006-07-30 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

彼のロッカーに紙が一枚挟まっている。

その紙は所々汚れては居るが、全く破れては居ない。

その紙に文章が書いてある。

ファック!ファック!ファッキン!

また萌理賞に参加できなかった!

奴の行動力の遅さには飽き飽きさせられるな! もう少し良いアイディアが出るまで待ってみようなんていう消極的な考えだから、常時負け組に在籍してんだよ! 文章なんて思いついたときが決定稿なんだよ! 

あとは嫌がらせのごとく、奴の目に文章をねじ込むべきだったんだ!

タイトルプロポーズ』(400文字)

ミキはビルの屋上に居た。

ミキはそこから遠くを街を見つめていた。その時の彼女の端正な目がさらに鋭くなっていて、それはまるで何かを狙うような表情だった。ミキは子供の時から、何時だって真剣な表情を崩さなかった。

僕は大切な約束を果たすために彼女に会いに来た。彼女に大切な物を渡すための準備も整えた。

ただ遠くをと見つめるミキに僕は言った。

「お願いだ。ミキで無いと駄目なんだ。僕のプレゼントを受け取って欲しい」

僕の声に驚いたミキは、振り向いて僕に熱烈なキスをする。

ミキのキスが僕の頬に触れる。血が滲む位のキス。すごく情熱的だ。

僕はキスをやり過ごしながら、コートに隠してあった彼女へのプレゼント差し出した。

ミキのハートに直に届く、最高のプレゼント

ミキはそのプレゼントを体で受け止めると、涙を流してその場に倒れた。その場に広がる『赤い涙』を見ながら、僕はその場を立ち去った。

僕の標的は最高に素敵なハンターだった。

(了)

我ながら嫌がらせの様な文章だと思う。テーマと全く関係ないし、あとちょっとid:objectO氏の非応募作品にインスパイアされた部分もある。

http://neo.g.hatena.ne.jp/objectO/20060729/p1

ついカッとなってしまった。反省するかしないか以前の問題。

良くできたかどうかは、まったく解りません。完成度度外視でとりあえず書くのが俺の文芸部標準なんで。

ああもう余白が無くなりそうだ。なんだってA4用紙一枚分の紙しか、用意できてないんだよ! おいなんとかしろよ!

まあいいか、次の新しい紙に書けば良いんだし。

それじゃあ、またいつか、このロッカーで。

cialisonlinecialisonline2007/04/19 01:19<a href=http://ps2m.co.in/adipex/#adipex>adipex</a>
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