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pour away このページをアンテナに追加 RSSフィード

掴めそうで掴めない情景、淡く、うっすらと。

記憶の中にぼんやり灯る物語。

2004-04-05

[] 音の無い夜 月が支配する黒 絡まる肢体 18:34  音の無い夜 月が支配する黒 絡まる肢体 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  音の無い夜 月が支配する黒 絡まる肢体 - pour away

仕事帰りに君を拾ったのはいつだったっけ

薄いグレーでしなやかな髪を雨に濡らしていた君

青みがかった金属のような光を放つ瞳



媚びるような感じなんて全然なくて

むしろ・・・



その存在感に惑わされて

抱き上げて家に帰る

部屋に入ると

すぐさま

窓際の月と夜景が見える特等席に寝転んだ君

そこで濡れた髪を拭いてあげた

気持ちよさそうに身震いして

すぐ眠ってた



何ヶ月か経って

何時も月を見てた君が音も無く寝室に入ってきた

何も言わず

薄いグレーの髪を解いて



その身なり同様

とてもしなやかなカラダ

押し殺した声



月の魅せた幻のような夜



今日のような

存在感のある月をみると思い出すよ

月に向かって鳴くんだ

あの頃に届くように

自分の影のような色に染められた猫

また夜がやってくる

誰にも気づかれない様に