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掴めそうで掴めない情景、淡く、うっすらと。

記憶の中にぼんやり灯る物語。

2005-11-22

[] 色鮮やかな音と共に 時間が戻る 16:06  色鮮やかな音と共に 時間が戻る - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  色鮮やかな音と共に 時間が戻る - pour away

クリスマスソングが街にひっそりと彩を添え始める

何時も最初にこのメロディを聞くと思い出す



安い給料でバイトに明け暮れていた頃

バイト仲間とする仕事も楽しかったし

バイトが終わった後に

人気の無いところでタバコを吸いながら喋るのも刺激的だった

地位とか名誉とかそんな言葉知らなくて

お金も自由も限られていて

狭い世界だなって思いながらも

その中で楽しく遊べるように工夫してた



数年が過ぎて

街で偶然子供を連れた彼女に出会った

お互いひと目で分った



今日は子供が居るからと

後日会う約束をした



今までの数年を埋めるかのように

夢中になって話した

いつから集まらなくなったんだろうね

あの人は何をしてるの

そんな取り留めの無い話



私は思い切って彼女を誘った

彼女は少し俯いた後に頷いた

昔と変らない



カラダ



ニオイ



シグサ



ココロ



お互いあの頃のまま


通じ合う



相手の考えていることが分る



そしてまた別れる



偶然出会うその日まで





昔も今もお互いにパートナーは居たけれど

私たちは求め合った

いやパートナーが居たからこそ

求め合ったのだ

離れても

また出会ってしまう

永遠に離れていて

永遠に一緒にいる



あのクリスマスソング

祝福するように

非難するように

約束するように

街に溢れ出す