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pour away このページをアンテナに追加 RSSフィード

掴めそうで掴めない情景、淡く、うっすらと。

記憶の中にぼんやり灯る物語。

2007-02-22

[] 魂響に零れる雫 13:57  魂響に零れる雫 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  魂響に零れる雫 - pour away

頭蓋の裏にこびり付いたタールみたいな思念

じわっと滲み出して頭の中を覆う

脳を取り出して頭蓋の裏を爪か何かで剥がしたくなる

深い深い緑色した暗い感情がふつふつと目を開き始める

体を巡る血液が同じ色に染まる

やがて肌や爪や髪の毛までも

変わり果てる思い



殺したくなる壊したくなる無くしたくなる

引っ掻いて噛み付いて捨てたくなる

噛み砕いて粗略して飲み込みたくなる



大切な何かを

朝を歌う鳥達を

急ぎ足で通り過ぎる駅の改札を

ゆっくりと上るエスカレーターを

点滅する信号を

先が見えない夜を

疲れた夜のキャンドルの灯りを

色褪せたアルバムを

小さい頃からの宝物を

消えかけている街灯を

愛するあなたを



自分は本当に人間なのだろうか

抱いてはならない感情が頭を擡げる

それを見上げたまま立ち尽くす

汚れた魂はいつまでたっても吐き出せない

止められない嗚咽と涙

綺麗なものは流れていくのに