Hatena::Groupneo

pour away このページをアンテナに追加 RSSフィード

掴めそうで掴めない情景、淡く、うっすらと。

記憶の中にぼんやり灯る物語。

2007-06-28

[] ああ またかと思うと吐き気がした 01:57  ああ またかと思うと吐き気がした - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  ああ またかと思うと吐き気がした - pour away

この時期は眠りが浅くなる

ただでさえ悪い寝付きに拍車が掛かる

睡眠が二日に一回程度になる事も珍しくない

人生のうちに数える位しかない衝撃を自分の中に突き刺していったソレ

その全てと言わないまでもほとんどがこの時期に起きている

この時期の熱い湿った風がイヤでも思い出させるその記憶

降り続ける雨よりも流れ出してしまった涙

蒸し暑さが気にならないほど湿度の高かった感情

今も背中越しに彼らはあの時のあの姿勢のまま

中越しに感じる空気の塊や涙の色もそのまま



何を置いてきてしまったとか

何かを忘れてしまったとか

そんな事は到底もう思い出せないのだけれど

中越しの彼らは何よりも自分にとって哀しい程リアルで

滑稽過ぎて可笑しくて泣けてくるそれもまた冷笑を誘って

せめてその漏れた冷たく乾いた笑いで心を冷やしてみる

何をしてても

何をみても

何を聞いても

何を嗅いでも

まるでソレが当たり前のように

目の裏の水面に映りこむ

陽炎のようにうっすらと

遠くに聞こえるあの音が誘う

記憶の扉の前へと

あの香りが鍵になっている事も知っている

開いてしまう扉

吸い込まれる自分の影のような心

脳や心や皮膚の遥か下の細胞に埋もれたソレ

ソレに飲まれ沈んでいく全ての自分



何年経っても自分は自分のままなんだなと思い知らされる

繋いだ指

名前を呼ぶ声

さらさらの黒髪

重なった影

どれも大切な自分で忘れたくないと誓ったはずなのに

思い出せるものは不明確に揺れて浮かんで不安になる

これからも大切なものを失う怖さ

ならばせめて壊してしまえという囁き

崖の上で背中を押してくる過去からの自身の手

この悪夢は終わらない終わらせない

あなたとの幸せな今の為に