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pour away このページをアンテナに追加 RSSフィード

掴めそうで掴めない情景、淡く、うっすらと。

記憶の中にぼんやり灯る物語。

2007-07-07

[] 砂の器 19:56  砂の器 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  砂の器 - pour away

掌から零れてくよ

たくさんの言葉が

きみに言いたかった言葉や言った言葉たちが

さらさらと音をたてながら零れてく

きらきらと光放ちながら落ちてくのはとても綺麗なんだ

見惚れ魅入る

その美しさ以外の感覚が止まってもその美しさを止める事はできない

ただただ見続ける瞳はもう眼としての役割は果していなくって

見ている自身がその零れる言葉になって

その中から惚けた自身を見ているんだ

砕けて失っていく言葉の美しさに

数え切れない程の愛の言葉を紡いで来て

同じ数だけ罪を積み上げてきた

もう何を言っても自分の声と言葉は何よりも軽い

伝えたい思いを音に換える事さえ赦されない程に

残酷な程に軽い想いは薄く鋭くなってく

存在に耐えられない言葉になりきれなかったもの

ぼんやりと影の中に鬱積してく

時折思い出させるように恨みを晴らすように顔を出す

あの時はこう言えばよかったんじゃないの?

と皮膚の薄い所に心の柔らかい所に傷をつけては影の中に戻っていく

掴んで紡いでは声に換える言葉に一貫性なんてない

嘘も本当も表も裏も

ただそこには自身の声と想いが交じり合って産まれた言葉という奇跡にも似たものがあるだけ

自身の殻はきっと砂でできていて

自身の中を外の風に乗せてきみに届けたいと願うから声と言葉は交じり合う

さらさらと素敵な音になって

何も言わなければただ崩れてくだけで

もう何かを言わない事で後悔なんてしたくないから

自分には言葉にする事しかできない事を自分が一番良く知ってる

だから何度でも言葉にしよう



好きだよ