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pour away このページをアンテナに追加 RSSフィード

掴めそうで掴めない情景、淡く、うっすらと。

記憶の中にぼんやり灯る物語。

2007-12-03

[] コイカラ 14:58  コイカラ - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  コイカラ - pour away

ただなんとなく今の気持ちとかそんなものを書き留めて置こうかと思ったんだ

それだけだよ

ここには巧いストーリー展開もタメになる話もない

勢いだけで書いてみるもちろん推敲なんて野暮な真似はしないつもり

たまには感情の赴くままに自分の中の生に近い部分をキーボードに

多分きみと出会ってから結構な時間が経った

もう何年になるのかな

そうやって思い返す位はねと思うんだ

だからって訳でもないし記念にって訳でもない

ただ思い返して数えてみたらそれだけ経っていたってだけで

ここの文章もきみにすぐ見つかるかもしれない

それだったらこんな事書かないでメールにしてって思うんだろうか

でも見つからないかもしれない

この見つかりたいような見つかりたくないような気持ちわかるかな

子供の悪戯みたいだって笑うんだろうな

これだから男って馬鹿ねっていつもの口調で

そう少し照れながら膨れっ面で腕を叩くきみの顔が浮かぶよ?

ああなんか書いていたらただの惚気話になってきた

なんで好きになったのかなって少し考えてみたんだ

頭ではうん頭ではさ違うんだ

いやごめんそれも変な言い方なんだけどキライって訳じゃなくてさ

ちょっと待って!そんな顔しないで言い方が悪いのは謝るってばごめんなさいもう少しだけ読んで下さい

最初にたまたま何かで手繋いだときがあったんだ

きみは何気なく何かに捕まるつもりだったんだと思う

思いもしなかったきみの手の感触に驚いて僕が見返すと

「あ ごめん丁度良かったから少し手貸して?」

とかそんなような事言ってた

手離すときに掌を軽くくすぐって

その時は別になんとも思ってなかったんだ

ただ皮膚にその一瞬の肌の触感が本当に薄くだけど僕の肌の表面に残った

油膜みたいなソレに僕は悩まされた

掌の感覚が少しおかしいのだ

日常生活には問題はないまったく

けれども朝のスタバコーヒーを飲んでいるカップを握ったときの掌に

仕事から帰ってきて車を停める際にブレーキを踏んだときのハンドルを握る手の中に

何も誰も頼んでもいないのに柔らかい妙な感覚が再生されたんだ

きみの指が僕の掌をなぞる感覚が

握られていたカップは床に落ちて店員の仕事をひとつ増やした

僕は訝しんで掌を握ったり広げたりを繰り返した

なんともなかったいつもの手だった

不恰好で指を鳴らす癖の為に節が太くなっている手

少し首を捻って店を出た後にコーヒーが台無しになったなとため息をついた

それから何日かに一回程度でその現象は現れるようになった

初めは神経がおかしいのかとか霊的な何かが僕の掌をくすぐっているのかとかそんな風に思っていた

(そんな事をする幽霊なんて聞いた事もないしメリットもないだろうとしか思えないが)



何回かの後にあ!と思い出した

あの指だ

はーうざってえ

なんでこんな事に?

本当にあの指か?

確かめようと思ってきみに会う事にした

呪いを掛けられたら掛けた本人に会うのは常套

買い物に付き合ってとかそんな理由で

やっぱり何気なくきみは手を繋いできた

掌に意識が集まる



これだ



って掌が言ってる

は?掌が言ってる?なにそれちょっとまってくれよ

勝手に決めるなって僕の主導権は僕の脳にあるんだから

それともお前あれかこの左手は寄生獣か?

それなら納得がいく

納得はいくが右手でミギーだから左手だとヒギーだぞ?

安っぽいアダルトの喘ぎ声じゃあるまいし恥ずかしい

アホな事を考えてる場合じゃないその間にも掌からゾワゾワした感覚が増えて上ってきている



これだ

これだ

これだ



無数の細い糸みたいな感覚が甘く厭らしく掌から手の甲へ

手の甲から手首へと上がってくる

思わず僕は手を離した

これは危ないおかしい気味が悪いきみが悪い

僕は何気ない顔で手洗いへ向かった

鏡の前で大きく深呼吸して鏡をみた

大丈夫顔には何も出ていない多分

手を洗う念入りに

アルバイトでしていた飲食店での手の洗い方

指の股から掌へ手の甲を洗って水でゆっくりと洗い流す

三回繰り返す

また掌を握ったり拡げたりを何回か繰り返す

皮膚の感覚と脳の感覚が剥離している

絶望にも似た真っ暗で寂しい感情が押し寄せる目頭を押さえる



おいおいイイのかよ

よくないよあの子彼氏いるんじゃないの?

確かそんな事言ってたような気がするぜ

まーモテそうだし

でもお前(脳)は別になんとも思ってないんだろ?

じゃあ傷が深くならない内に止めとけって

掌のヤツだって少しすれば収まるさ

脳内での会議は十数分に及んだ



追記

テキストプレイぶって一気に書いてみたけど余りに酷いところがあったので直しました(ヘタレ)

中途半端で終わっているのは単に力尽きたからです(一息とか無理)

最近のショックな出来事はファ文で書いてる創作より偽装の実体験の方が創作に見えると言われた事です(人生は小説より奇なり)