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掴めそうで掴めない情景、淡く、うっすらと。

記憶の中にぼんやり灯る物語。

2009-01-21

[] 姉ログ(2) 15:49  姉ログ(2) - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  姉ログ(2) - pour away

B型の姉。

前回のはこちら


今回は数年前の話。


朝の8時半にケータイが鳴る。

「もしもし?忘れ物?」

「シルシル*1が!シルシルがぁぁぁ…」(泣いてる)

「動かなくなった?」

「…うん○○の交差点の所に居るからすぐ来て…」(消え入りそうな声)

バッテリーかなんかだろうなと思い、車に積んであるパーツをチェックし、急いで現場へ向かう。

そこで見たものはフロントがくの字に曲がった余りに無残なシルビアの姿だった…



車を脇に停めて呆然としながら潰れたシルビアに近づく僕。

発炎筒を持ってうろうろしている姉を発見。

「どうしたのこれ怪我してない?」

「…遅いー…うう、怪我してないシルシルが守ってくれた…」

「発炎筒とかどうしたの?」(ずっと発炎筒持ってあわあわしてたのか…)

「相手の人がしてくれた…」

「そっかそうだよね保険屋さんは?」(姉は発炎筒を持っているのに路上にはきちんと発炎筒が置かれていた)

「またですか?って呆れられた」

「…そりゃ毎年一回正面衝突して車大破させてたら呆れられるわ等級いくつだっけ」

「1…」(これ以上下がりようのない等級保険料150%)

「国から免許剥奪されるぞ」

「遅刻しそうで、ブレーキ踏んだら止まらんかった…」

「…今度からは軽だな…」

「えーやだー」

「やだじゃない」



手続きとか色々終わって週末。

「ねぇねぇ遊園地行かない?」

「なんで?」

「スカッとしたい」

「…普段そんな気持ちで車運転してたんじゃないだろうな…?」

「シルシルないから連れてってくれー」

「電車で行けよ」

「電車はドアに挟まれるから嫌じゃ」

「どんだけとろいんだよ…」

「連れて行かなかったら事故を起こす遺伝子が目を覚ますであろう」(変な踊りみたいな動き)

「遺伝つーか性格とか人格とかそっちじゃない?僕も親父も運転巧いじゃん」

「…!」(目と口を開いて後ずさり部屋から退散)



電気も点けずに部屋の隅っこで体育座りしている姉が可哀想だったので遊園地へ。

「後何キロか走ったら運転代わる?」(目をキラキラさせてこっちを見る)

「代わんないよ」

「運転疲れるでしょ?」(身を乗り出してくる)

「あなたの助手席に居るよりは疲れない」



……


「それにしても運転巧いわね…スムージーというか」

スムージーは飲み物です」


……


SAで休憩して残り数キロなので運転を交代。

「えーっとこれがアクセルで…」

「!?そこからかよ!ちょっとやっぱダメ交代しない」

「冗談よ冗談」

「全然笑えない」



それにしても姉の運転はやはり怖い。

右折にしてもタイミングがおかしいし、ブレーキも雑。

「なんつーかさ」

「ん?」

「運転の才能がないんじゃね?」

「! ( ゚д゚ )」

数秒経過

「ちょっと前みて!前!こっちみんな!」

姉が事故る理由がよくわかる。



「第一にその姿勢からしてセンスのかけらも感じられません」

「ど、どこがよ」

「顔が前に出すぎだし、なんかガチガチの初心者みたい」(ハンドルの上に顔があって肩に力の入った運転姿勢)


……


「ねぇ?」

「まだなんかあんの?」(ちょっとむくれている)

「そのカーブや右左折のときに体傾けても車は曲がらないんだけど…」

「そんなのわかってるわよ!」

そういえばマリオカートでも体を傾けてた。


……


「じゃあやっぱ代わろう!そこ停めてハザード出して」

「ウエーイ」(ふくれっ面MAX)

「ちょwそれワイパーww」(サイドブレーキ引くかハザード出すか迷ったぽい)

「あ、こっちだった」(ワイパーを止めようとしてウォッシャー液)

「…まぁ窓汚れてたし…」

*1:愛車のシルビア