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掴めそうで掴めない情景、淡く、うっすらと。

記憶の中にぼんやり灯る物語。

2007-03-19

[] なんだか 13:23  なんだか - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  なんだか - pour away

冷たいベッドに入る気になれなくて

寂しいとか空しいとか

そんなに大層なものじゃなくて

うっすらともやがかかったような気分

2007-03-15

[] 仕事の合間に見た景色 13:30  仕事の合間に見た景色 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  仕事の合間に見た景色 - pour away

飽きる事なく雨が降り続いていた

分厚い窓ガラスを叩き続ける

滲んだ外の景色とガラス越しに届かない外の音

穏やかな空調の音しか聴こえないこの部屋

呆れるくらいの整理された

吐き気がするほど清潔な場所

目の前で地震天変地異が起きてもフィクションに見える気がする

例えそれが身近な人の死でも

ここからでは人の顔なんて見えない

誰も存在し無いかのようだ

遠くの木の揺れからも風が激しいのだと知る

今夜はここから動けないだろう

何もかもが揃っている仕事場

コンビニエンスストアATMに本に雑貨

テニスコートにスポーツジム

シャワーにマッサージまである

環境としては文句のない仕事場

外とのガラスの境界で断絶された空間

慣れてしまえばどこも変わらないのだろうか

何かを満たせば満たすほど際立っていく満たされない空しさ

重く膨らんだ雲が太陽を飲み込んでいる

内側から照らされた雲は何か別の恐ろしいものに見えた

すっかり冷めたコーヒーをすする

煙草を一本吸って外の雲に吐く煙を重ねてみた

遠くの空に雲の切れ目が見えた

2007-03-14

[] いつも 13:30  いつも - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  いつも - pour away

どうすれば笑ってくれるかなって

そんなことばかり考えてる

2007-03-05

[] 蓮の根 11:36  蓮の根 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  蓮の根 - pour away

緩く暖かい泥の中

例え水面に咲く花が見えなくとも

濁った底に届く陽射し

一つの根

一つの華

一つの蓮

2007-02-19

[] すぐ傍に居る 17:23  すぐ傍に居る - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  すぐ傍に居る - pour away

のになぜか置いて行かれている気がする

その凛とした横顔に

どうしたらいいかわからなくてとりあえず甘えてみる

頭を撫でられてちょっと切なくなった

2007-02-12

[] 雪と僕 15:11  雪と僕 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  雪と僕 - pour away

白く硬く透き通った木々

枝には雪でできた小さな森の動物達

フクロウにリスにコトリの群れ

躍動感に溢れる雪の造形

寒さに鈍くなる僕の指先

2007-02-11

[] 眠たい帰り道の途中で 16:11  眠たい帰り道の途中で - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  眠たい帰り道の途中で - pour away

午前5時半

夜と朝の間

紫と橙に空が滲んでいる

名残惜しそうに光放つ星達

このまま岐路を走りぬくのはなんだか勿体無く思えた

なんで止まるの?と不思議そうにヘッドランプを向ける銀の車体

調子よく熱を帯びたエンジンを宥める

澄んだ朝の風が体を吹き抜けていく

肌に残される涼

風の残り香を肺に吸い込む

灯りの消えた街の影と光を吸い込み拡げて行く空

天へと聳え立つガラスの牢閣が橙に染まる

街と空の輪郭が消える

2007-01-11

[] それを見ていた 11:11  それを見ていた - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  それを見ていた - pour away

あなたが頭を撫でてくれているような陽射し

目に掛かる前髪が照らされてきらきらしている

乗客が疎らな車内の床に通り過ぎる電柱などの影が走る

各駅停車ののんびりとしたリズム

目を閉じると浅い眠気が周囲の空気を変える

ゆっくりと体を包む

少しずつ中に流れ込んでくる

快速などでは味わえない名前の無い時間



ぼんやりと

陽射しと

影と

リズムと



それらが溶け合っていつか見た一枚の絵葉書みたいだった

2006-11-18

[] 雪音 23:21  雪音 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  雪音 - pour away

窓の向こうの音の無い白い景色

木の温もり溢れる部屋を飛び出す

無垢な画板に足跡で線を引く

柔らかな冷たいベッドに寝転ぶ

真っ暗な底の無い空

思い出したように光り色付く雪の欠片

降り積もる時間の片隅に埋まっていく

雪と月の灯りが優しい夜を浮かび上がらせる

2006-11-09

[]     17:03      - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -      - pour away

煩過ぎる雑踏の上で音も無く変わる信号の赤と青


目が覚めたときの腕の重みと入り混じった互いの匂い


曲がりくねった道と後ろに流れていく橙色の電灯


ケータイでメールを打つ人達を見ながら待つ急行電車


冷たい夜に巻き上げられる鮮やかに色付いた乾いた葉


鼻をつくアルコールの匂いと薄暗い部屋の風に軋む音


とんとんとんと包丁とまな板で綺麗なリズムを響かせる後姿


いろんなものと一緒に吐き出した煙草の煙が吸い込まれる冬の空


薄紫に染まる空と差し込む朝に追いつかれないように飛ばす高速道路


膝の上で転寝する頭を撫でるときの髪の毛の触り心地


澄んだ空気にどこまでも響く暖かい缶コーヒーを開けたときの音


呼んでもいないのに足に絡み付いてくる三毛猫のくすぐったさ


また明日って言って繋いでいた手を離した瞬間の心の苛つき


気怠るさとまどろみの中の止まったように流れる時間


冷蔵庫の中の明りしかない夜に何時ものようにそこにあるビール


聞きなれたケータイの震える音と青白く光る液晶に深夜の時計


眠れなくなるほど泣いた夜と腫れた目で見上げた朝日


洗い立てなのに煙草の匂いがするシャツに顔を埋めて見たり




こういうのを・・・なんて言うんだっけ