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掴めそうで掴めない情景、淡く、うっすらと。

記憶の中にぼんやり灯る物語。

2006-11-17

[] 100回の・・・ 01:13  100回の・・・ - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  100回の・・・ - pour away

100回のスキよりも

100回手を繋ぐよりも

100回のキスよりも

100回の囁きよりも

100回の抱擁よりも

100回カラダを合わせるよりも



1回・・・



たった1回妬いてもらう方が安心する

つまらない喧嘩がしたくて

あなたの感情を見てみたくて

ついからかってしまう

怒った顔を見て笑っちゃってごめんね?

2006-10-17

[] 無題 16:15  無題 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  無題 - pour away

二人の人生がもうこの先二度と交わる事はないんだね

偶然顔を合わせる事も無いだろうから

一月程前に会ったあの日が最後だね

最後になるってわかってたら



大きな手に指を絡めて街を歩くのが好きだった

少し照れた顔でキスしてもらうのが好きだった

毎朝何度呼んでも起きてこなくて

起こしに来る私を面倒臭そうに抱き寄せて

起きなきゃって思っていてもそのまま寝ちゃってた

そんないつもの朝がとても好きだった

そのうち新しくできる大切な人にも同じことするのかな

胸の辺りがちょっと痛い苦しいよ

あなたを忘れることはないよ

思い出すたびにこんな痛みが来るのかな

なんだか怖い

いつかどこかでまた会いたい

話さなくてもいいんだ

あなたが私に気づかなくても

あなたに好きになってもらってよかった



もう顔がよく思い出せない

どんな顔で笑ってたっけ

私はいまどんな顔で・・・

2006-09-03

[] きみのかお 13:36  きみのかお - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  きみのかお - pour away

働いているきみを見ている

仕事っていう一点だけを見ているその目

振り返ったときの凛々しい横顔

ちょっとかっこいいなって思うよ

休憩時間につっぷして眠っているところとか

仕事以外の話題に億劫でついてこないところとかは

なんだかなぁって感じだけど

ずっといい顔で働いていて欲しいな

その顔を見ると頑張ろうって

2006-08-23

[] 車通勤 01:01  車通勤 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  車通勤 - pour away

朝露のような霧雨

あまりの湿度の高さにうんざりする

空はうっすらと雲を残して晴れ渡ってるのに

雨に濡れた青い葉の匂いを大きく吸い込む

キーを回して車は目覚めよく唸りを上げる

助手席からみるあなたは真剣な目で

エアコンが効き始める

路面は太陽を反射して輝いてる

いつもの交差点を曲がる

なれた手付きでハンドルを切っている

ふと目をやったフロントガラス

透かした空に二人がふかふか浮かんでた

もう秋の真っ只中みたい

2006-08-01

[] 邯鄲の夢(2) - side f - 夕立 01:49  邯鄲の夢(2) - side f - 夕立 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  邯鄲の夢(2) - side f - 夕立 - pour away

どんなに饒舌な日でも寡黙になるね

体を預けるように守ってくれるようにゆっくりと動く

大粒の汗がひとつひとつ落ちてくる

暑さと熱さからは考えられないほど冷たい粒

少しずつ昇って逝って達っしてしまう

抱きしめる事もできなくなる

程なく離れる気配

かちっと言う音がして

じじっと煙草の先に火が燈る匂い

少しずつ戻ってくる自分の感覚

煙は嫌だけど匂いは好き

なんでだろう

街の中でもその煙草の匂いに振り返ってしまいそうになる

銘柄さえわからないんだけど

2006-07-31

[] 邯鄲の夢(1) - side f - 熱夜 12:55  邯鄲の夢(1) - side f - 熱夜 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  邯鄲の夢(1) - side f - 熱夜 - pour away

蒸し暑い私の部屋

風の流れを良くして日中に溜まった熱を逃がす

この季節は窓を開けたこの場所が一番気持ちが良い

いつもの癖で空よりも下にあるビールの自販機に目が行く

まだ灯りがついている


今日は一人で帰ってきたんじゃなかったっけ

じめじめと鬱陶しくて心細い帰り道

彼と歩くと楽しいし新鮮だ

何も無い部屋を見て唖然としているのか

さっきから動かずに立ち止まっている

その姿がなんだかおかしくて僅かに口元が緩んでしまう



こっちの方が涼しいよおいでよと手を広げる

一人では大きな窓際も二人だと狭い事に気が付く

汗ばんだ体からオトコノヒトの匂いがする

夜の灯りにぼんやりと浮かんだ抱きしめたくなるシルエット



思うより前に暑さに冒された体が動いていた

不器用に優しく髪を触れる大きな手

すぐさま移ってしまう主導権だから愉しませて

反応を見るのが好きもっと感じて

もっと見ていたいからまだ触れないでいて



快感なんかに邪魔されたくない

2006-07-20

[] 名も無き日々に捧げる 01:43  名も無き日々に捧げる - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  名も無き日々に捧げる - pour away

一緒にいても寂しくて淋しくて

一時の人の物とは思えない感情に流されて

気が付いた時には・・・



始まりは何時もいつも運命だと思えるのに

続ける事の蛇行と惰性の渦と天啓のように時折差す魔

終わりは何時もいつも唐突で滑稽で

どうかしてるのかな・・・



心地よい間を過ごしていながら刺激が欲しくて

壊したくないと思うほどに壊したくなる

自分が持つ全ての光を持って壊して自己を認識する

胸の空洞は色濃く拡がっていくばかり

いつから空いてるのかな・・・



張り詰めた毎日でひとつ小さく狂った歯車

今までと何も変わって居ない様で全てが狂って居るようで

変化の兆しに怯えて泣きたくなる

それを望んでいたはずなのに

いつの間にか笑い方がわからなくなっていて

なんだかうまくいかないなって哂ってる・・・



あなたの声を聞きたいといつも思う

あなたの手に触れたいといつも思う

あなたの笑顔をみたいといつも思う

あなたに思いが届けばといつも思う

あなたの夜が明ける事をいつも思う

2006-07-11

[] 波の音が聴こえる 03:36  波の音が聴こえる - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  波の音が聴こえる - pour away

ざーっ


っと返しては


ざーんっ


と寄せる



母に抱かれて感じていた鼓動や

嵐の夜に歌ってくれた子守唄

甘いような酸っぱいような

そんなものにどこか似ている


浜に流れる濡れた砂が行ったり来たり

絶えず砂時計をひっくり返している

単純な作業の繰り返しを飽きもせずに続けている

なぜだか見ていても退屈じゃないから不思議だ


ざーっ


ざーんっ



「その時が来たら僕は砂に還っちゃうんだ」



そんな台詞信じられないよ 馬鹿じゃないの?

あまりに突拍子も無くて笑えもしなかった

好きな子ができたならそう言えばいいじゃない

それはそれでむかつくけど


ざーっ


見た事もないような穏やかな眼と

柔らかく開いた唇

どきどきして抱きしめた


ざーんっ


「風にさらわれて世界中を旅してくるよ」



本当に砂になってしまった

頬に僅かについた砂

掌に残った温かい砂

なんで海なんて眺めてるんだろう


ざーっ


それはきっと海がどこまでも拡がっていて

その先はきっと思い描いた未来という夢想

もしかしたら海の向こうでまた会えるかな

雲の隙間から漏れる希望にも似た日差し

流れない涙と痛む胸の想いを風に流して


ざーんっ


失くしてから大切だって気づくんじゃなくて

失くすから大切だったって思うのかな

掌の砂を握り締める

まだこぼしちゃいない

この手に掴んだ大切な・・・

小さなビーカーに入れて種を植えよう

溢れる想いを水に変えて注ごう

きみという名前をつけて

2006-07-09

[] 均衡 19:00  均衡 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  均衡 - pour away

深入りするのが怖くって

自分が変わってしまうのを受け入れられなくて

なんで手放しちゃったんだろうって

まだ元に戻るかな

そんなはずないよね

同じ所をぐるぐるぐるぐる回ってる

一緒にいても圧し掛かる灰色の不安

息が苦しくなって目から光が消えてしまいそう

なんで出会ってしまったの?

なんであたしなの?

なんで?なんで?なんで?

綺麗で残酷な笑顔があたしを怯えさせる

2006-06-28

[] 出会いと別れ 03:31  出会いと別れ - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  出会いと別れ - pour away

今じゃもうよく思い出せない

あの日この交差点で出会って

何かに怯えて寄り添って

夕日に伸びる影も

夜に飲まれる影も

シーツの上の影も



あなたがくれた言葉がこの胸に刺さったまま

この交差点に一人で佇んでいる

未来に怯えて立ち竦んで

夕焼けに繋いだ手も

夜に別れ離した手も

寝る前に絡めた手も



振り返ると今も居るような気がして

いつもみたいに声を掛けてくれる気がして

交差点を行き交う人々を見ている

何を見ながら何所へ行くのだろう



二人は一つになんかなれないって

心の底では解っていても遣る瀬無くて

歪になった影に見ないふりで嘘を重ねて

抱きしめる刹那にただ逃げ込んで

互いに盲目になる事だけで繋ぎ合ってた

それはそれで幸せだったんだろうか?

今じゃもうよく思い出せない

信号が赤から青へ変わる