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掴めそうで掴めない情景、淡く、うっすらと。

記憶の中にぼんやり灯る物語。

2008-11-13

[] 朝起きたときの部屋の空気で 00:35  朝起きたときの部屋の空気で - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  朝起きたときの部屋の空気で - pour away

あの人の機嫌とかがわかる。あ、今日は機嫌いいなとか。げ、なんか怒ってる。とかとかとか。

(冷蔵庫のプリン食べちゃったせい?!いやでもあれ買ってきたの私だし)

(そいや仕事忙しいから話とかしてないし疲れてるからなーなーになってたなー)

(つーかそもそもわかりやすいんだよなー)



「・・・おはよ?」



いつも決まった位置に座ってる。二人とも朝弱いはずなのに先に必ず起きている。いや起き掛けている?なんかぼーっとしてて。



「ん」



(ほら機嫌わるいよきたこれ。なにが「ん」よ?)

(多少色々考えてさーちょっと伺うように語尾上げておはよってたのにこれだもんなー)

(そりゃ人間色々あるけどさー朝くらいさー)

(やーでも朝は機嫌悪いかそうか)





「なーんてね」



(今一瞬飛んでたな…独り言とか言わない人だったんだけどなー)

(頭の中で独り言が多いのは危険?ヤバイ?末期?)

(誰に聞いてんだよ誰に)

(あーもー頭の中うるせー)


疲れきったソファに倒れこむ。めんどくさくて。



(部屋が広い)

(考えんのやめよ思考停止全体ー止まれっ!ぴっぴっぴ)

(だから馬鹿なリズムとかやめなさいよ)

(わかってるよ口に出したり踊ったりしてないからいいじゃん)





もう帰ってこないのかな。

[] 本当は知っていたけど気づかない振りをしてきた 18:42  本当は知っていたけど気づかない振りをしてきた - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  本当は知っていたけど気づかない振りをしてきた - pour away

こっそり忍び寄る。仕事が忙しいとちょっとした体調不良に気づかないように、気付かなかった。

小さな事だと思ってた。見て見ぬ振りをした。何度と無く。

二人でよく行ったスノーボード。

深夜に目が覚めて窓の外は新しい雪が積もっていた。

手のひらでは溶けてしまう雪も積もれば家すら押し潰してしまう。

簡単すぎて涙が出る。鼻を啜る。寒い。

窓から入る風が冷たく。現実を突きつける。痛い孤独。

自分の存在が薄くなってく。時計の針がゆっくりと進む。一日、一時間、長い。一秒。


(食べ物の匂いで釣れないかな)

(カレーとか肉じゃがとか好きだったな

(ココアとかも)

(寒くなってきたし指先も冷えたから)

(お湯沸かそ)


窓を閉める。


(なんで)

(あんなこと言ったんだろうな)

(きっと)

(ひとつひとつの台詞が傷つけてたんだろうな)


重かった。忙しさに感けて。言い訳なんて幾らでも出てくるのに、元に戻す方法が思いつかない。

希望のように光るケータイのイルミネーション。

あの人には届かないし、あの人からも掛かってこない。


(もしかしたら)

(ううん)

(掛かってこない)


ケータイなんて無ければよかったのに。

コンロの火が暖かい。

[] あの人の色 16:18  あの人の色 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  あの人の色 - pour away

外を走る車のヘッドライトが部屋に入ってくる。

棚に置かれた小瓶が反射して部屋をその色に染める。海。ヒビの入った小瓶。

あの人の色はこの香水と同じ色だ。私の中で。

夏の海。決してそんな爽やかな性格じゃないんだけど。なんだかそんなイメージ。

足を入れても冷たくなくて。恐れなくて良い海。穏やかで。空色とは決して交わらないで。

一人で街を歩いていて、すれ違う人から同じような匂いがすると振り向く。

自分も同じになりたくて、手首に付けてみたけれど、ちょっと違くなる。悔しい。

同じになりたい。

子供の頃に木登りしてる男の子がカッコ良くて楽しそうで羨ましくて、真似をして怒られた。

その日のお風呂にその香水を入れてみた。

お風呂場の水蒸気の一粒に、仕事で遅くなるあの人が居るような気がした。

帰って来てお風呂に入ったあの人はなんか怒ってた。



「風呂青いんだけど…」

「うん?」

「何入れたの?」

「うん?」

「正直に言えば怒りません」



互いの視線が瓶に向かう…



「ちょ、瓶空っぽナンデスケド?」

「いいじゃん減るもんじゃないし」

「思いっきり減ってるから!」

「怒ってるじゃん!バカ!嘘つき!お店に行けばまだありますー!」

「…」



口開けたまま湯船に戻っていくあの人はなんだか可愛かった。



「変り種のバスクリンだと思ってー」



返事が無いただの屍のようだ。

[] 感覚が浮いちゃって 16:39  感覚が浮いちゃって - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  感覚が浮いちゃって - pour away

地に足がついてないというか、体から心が離れてる。響く余韻。

「月は羨ましいんじゃないかな?こっちが。海が欲しいんだよ。」

なんか妙に納得した。

いや科学的なんかじゃ全然ないし、御伽噺でもないし、なんだけどなんだけど、なんか納得した。

はーなるほど。と思ってしまった。思ってしまったものはしょうがない。そんなもんだ。

上になってあの人を揺するのは羨ましいからなのかなってしながら思った。流れる雲。朧月。

瞬きしてる間にもう重たい雲に包まれて見えなくなった。

もしかしたらまた見えるかなって、ずっと見てた。どこか今の自分と似ている気がしたから。

もしかしたらそう言ってもらえた事が羨ましかったのかもしれない。わかんない。

窓には水滴がくっついて、にじんで、流れてた。同じ形にならなくて飽きない。

雨は好きだけど雲は好きじゃない。

この時間が続けばいいのにと思う。時間を知らせるベルが鳴る。



[] 色々 17:01  色々 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  色々 - pour away

振り返ったり、反省したり、喜んだりして。

隣に居てくれる人の有難さがよくわかる。

いつも喧嘩ばかりで、その度に傷つくけれど。

次喧嘩したら今度こそ別れるんだろうなとかも思うけれど。

やっぱり一緒に居たくて。

空になったコップ。縁に付いたココア。

閉めた窓から救急車の音。なんだろう嫌な予感。心臓が気にしてる?冷たい汗。感じちゃいけない気がする。何か。いや。

2008-03-06

[] きみと 00:14  きみと - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  きみと - pour away

するのが好き。すごく。好き。いい。

もちろん、きみの事も好きなんだけど。それ以上に、きみとするのが好き。

身体が目的って言うと聞こえが悪いから。身体も好きって事にしてる。

きれいなラインの身体。まつ毛、耳たぶ、首筋、二の腕、背中、ひざの裏、足の甲。

多分、最初は、きみの事が少しは好きで。でも本当に好きになったのは。一度してから。だと思う。

甘いきみのやりかた。きみにしかできない。きみとしかできない。

もちろん、普通にデートしたり、日長一日部屋でだらっと過ごすのもいいんだけど。みんなで飲み会したりとかね。

でもそゆのは、けっこー、こう、誰とでもできるとゆーか。

いやいやいや、もちろん!もちろんよ?好きな人としたいよ?何でも、ずっと一緒に居たいって思うし。

けどやっぱり二人でするのは、一線が違う、そりゃ当たり前なんだけど。

昼間にデートしてても、夜はしたいなぁって、抱き合って眠りたいなぁって。

きみの身体が欲しい。きみだから、きみにしてほしい、触って欲しい。

口でするときに、頭押さえられるのがやだった。大嫌い。苦しいし。

私のやり方に、下手くそって言ったいつかの彼のせいで。

でも、きみがこないだ。私がしてるときに、私の頭を掴んでしたとき。

もっとされたい。と思ってしまった。わからないけど。なんでだか。

きみを飲み込んでしまいたいって。もっと感じて欲しいって。ちょっと気持ちよかった。

きみとするのは好きで好きで、でもちょっぴり怖くて、別に変な事してるんじゃないんだけど。自分がきみと触れ合うと、変わって行くのが目に見えてわかって。この先どうなるのか。真っ白になって。なにもわからなくなって。きみの肌と、感じている私をみて、笑う顔だけ。ちょっと悔しいんだけど、抵抗してもすぐ流されて、溺れそうになって、きみに捕まっていないと、どうなってしまうかわからない。きみに捕まっていられるから安心してできる、いける。きみも私の身体が好きならうれしいな。私とするのが好きなら。今身体が目的なんだって言われたら、すっごくうれしいよ。

2008-01-08

[] 近いようで遠いようで 14:34  近いようで遠いようで - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  近いようで遠いようで - pour away

そんな恋愛だったな



朝の喧騒

早足の人達

7時45分

立ち止まって左手のケータイ

リダイヤルの履歴

もう名前の登録のない番号

もう掛ける事のない番号

忘れてしまいたい番号



いつからか癖になっている朝の10分の電話

決して長くはないけど十分な時間

それだけが互いを繋いでいた

もしかしたら今もこのまま親指に力を入れれば・・・

なんて考えてため息をつく

親指をずらしいつも押していたボタンとは逆

「切」を押してケータイを閉じる

何かのドラマやなんかだったら

この小さな玩具を川か海に格好良く投げ捨てるんだろうか

でもだめできないよ

そんな事

確かにあなたとしたメールは全て削除しちゃったけど

まだ予測変換として余韻は残っている

何回もボタンを押した指が覚えている

もしかしたら捨てられないのが自分の弱さなのかもしれない

人の柵の象徴

そんなものを捨てても柵自体は消えるわけない



もう一度ケータイを開く

慣れた手つきでごく自然に

昨日の最愛の人はもう居ないけど

今日の最愛の人に掛ける

2007-07-19

[] むせ返る様な雌の匂い 18:41  むせ返る様な雌の匂い - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  むせ返る様な雌の匂い - pour away

が肌にじっとりと絡む

窓から入る昼と夜の間の風がオレンジから青へと変わる

風に誘われて体の熱が運ばれていく

太陽の世界と月の世界が混じり合う様をセックスみたいだと思いながら眺めていた

肩に回る手

私と同じ仕組みでできてるとは思えない

大きくてなんていうか形が雑な手

寝惚けた手を抱えて自分の体温の足しにする

獲物を見つけたとばかりに手に力が篭る

驚く暇もなく手の内に絡め取られる

ぞくっと背中に昼の光よりも明るいものが走る

私の優しい手

早く起きて

私は愛しさを込めてその指先を口に含んで舐め上げる

少し冷えた体からまた雌の匂いが立ち昇り始める

2007-06-10

[] 或る女 23:49  或る女 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  或る女 - pour away

私には婚約者がいる。

けれど今、目の前にいる男は婚約者ではない。

友達のパーティで知り合った男。

別に特別な関係じゃない。

たまたま近くで会ったのでランチを一緒に取って、

話題だろうと思われる映画を見て、

感想を話しながらとろっとした淡いワインで乾杯をした。

話を聞くのが上手い男。

話をするのが上手い男。



私がこんな風に話すことができたらいいのになって少し嫉妬した。

男は若かった。

綺麗な肌と眼。

男の話の中で自分も話していると不思議となんでも話せた。

自分も話が上手くなったように感じた。

心地よい夕食。

私が憧れていた夕食の場面。

外はもう随分暗くなっていた。

電車もバスも無くなっていた。

名残惜しいそんな気持ちを見透かされたのか、

運悪くタクシー乗り場もからっぽだった。



ここから歩いても30分位なのだけれど。



「少し寒いかな」



私が言うと男は家まで送るよと言った。



「男は羊か狼っていうけれどあなたはどうなの?」



私が冗談混じりに聞くと男は笑いながら答えた。

僕の眼を見てごらん。ほらもっと近くで。

透き通った眼だった。

見た事の無い色。

不思議な輝き、

魅力という言葉に溢れて濡れて深い夜に映える。

鋭くて人を離さない強い光。

どう狼に見える?。

男は私の眼を見ながら言った。

その声に思わず顔を離す。

羊でも狼でもない、


もっと別の何か。


掴まれた視線。

眼を逸らす事ができない。

飲み込まれていく。



途中でお酒と乾き物を買って歩く。

他愛の無い話をしながら。

私はもどかしくて、

もどかしくて、

ついつい男を見る。



男は優しく諭すような笑顔で私の手を繋いでくれた。

なんだか全てが男のまま動いていく。

時計も生暖かくべとつくこの風も私の視線も。



狭いエレベーターの中で私からキスをした。

酔っ払っていたから。

男は少し驚いた顔をした。

今まで凛としていた力強い眼が、

一瞬子犬のように変わった。



私は堪らなくなって抱き締めた。

男の左腕が私の背中に回る。

温かくて硬くて太い腕。

女に生まれてきて良かったと思う瞬間。

男の甘い匂いと、

アルコールで私の頭はもうぼんやりとしか考える事ができない。



部屋に入って鍵を閉めて、またキスをした。

今度は互いの舌を絡めて。

荷物を落として両の手で力一杯男を抱き締める。

右手で男の首を掴む、さらっとした髪が指先に触れる。

男は肩と腰を柔らかく抱く。

背中を滑る指に、体中の触覚が追って集まってくる。

背中から体中に光が抜ける。

その光が喉の奥から漏れ出す。

私はその奔流に耐え切れず甘く喘ぐ。

「あ、うん、んあ」

男の手と指と腕が、私の体を撫でて、その度に光が積もる。

私はこのまま抱かれるそう思った。別に許すつもりなんてなかった。

けれど抗えなかった、なぜだろう。

私は別に軽い女じゃない。軽い女じゃなかったはずだ。

男は水のように私の心の中に入って来ていた。

抱かれるのが当たり前だと思った。なぜ今まで抱かれていなかったのだろう。

なぜ今までこうならなかったのだろう。私は水のような男に飲み込まれて溺れる。

ベッドの上で買って来たお酒で乾杯。別に特別な関係じゃない。

今、私は目の前の男に寄り添って男の体を撫でている。

ずっと前から私の物だった気がする体。肌の触り心地、

髪を撫でる時の男の仕草、私を離さない眼。私は男の前に座って男を押し倒した。

男は照れたように笑いながらキスを求めた。私はそれを避けて男の耳から首筋にキスをして、

ゆっくりとしつこく舌を這わせた。男の体がびくっと震える。

私はそれに気を良くしてさらに男を責め上げる。

男は私の胸を服の上から触る。私の体も震える。男の骨ばった手が私の頭を掴む。

キスさせて。

哀願するその言葉に私は答える。

「いいよキスしよ」「ん」

いつの間にか、服の中に入った男の手が私の胸をを撫で回す。

「あ、っん」

体中の皮膚の薄い所を撫でていく両手。違和感無く私の舌に絡まる男の舌。

私は右手で男のモノに触れた。硬くなったソレは窮屈そうだった。

「舐めて上げる」

ボタンを外して下着を脱がせる。熱く勃った歪なソレに舌で舐める。

快感に身を任せる男。大きく口を開けて含む。男は私の股に手をやる。

下着の上からでも濡れているのがわかる。

こういうのが好きな女って思われたくなくて、私は男をもっとヨくする。

含んだモノを吸い上げて舐めまわす。男の指がゆっくりと膣の中に侵入してくる。

あんまりセックスって好きじゃなかったのに。自分から咥えたくなるなんて。

体の中を撫でられて私は咥える事ができなくなる。

「あ、ああ、あ」

なんでわかるの。イイ所だけを触ってくる。男が触るところがヨくなる。

「んん、イ、っく」「待って」「挿れて」

男は優しく私を寝かせて、ゆっくりと這入って来る。舌を絡ませながら。

上も下も男が這入って来る。男と私が擦れる感触で私の体は満たされて行く。

男を全て受け入れた私の体は、言い様の無い快感の中にいた。

男が私の中で動く。私の鼓動に合わせて、私の呼吸に合わせて、私の全てに吸い付く。

私は何回もイった。






朝の騒音。





開いた目にはぎらぎらとした朝の陽射し。




やっぱり私は抱かれた。隣ですやすや眠る男。

私がもっと前にあなたに出会っていたら、あなたを知らなければ。

数日間は現実感の無い日々が続いた。コンクリートが真綿のようだった。

私は婚約者を捨てた。馬鹿な事をしているのはわかっている。

泣きながら頭を下げて懇願する婚約者だった男はとても可愛く思えた。

思い返せば私は婚約者だった男に惚れていたのではないような気がする。

底無しに優しくて要求を満たしてくれるのに満足していただけだったのかもしれない。

多分そうなのだろう。私は残酷なことをしている。ひどい女だ。

婚約者だった男を捨てても、あの男が私の所に来る保障なんてない。

それでも私は変わってしまった。



変わってしまったから。



女というものを少し知ってしまったから。

2007-05-22

[] どこかで蝶が羽ばたくと 11:07  どこかで蝶が羽ばたくと - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  どこかで蝶が羽ばたくと - pour away

例えばたまたま見た時計の数字の並びが自分の誕生日と同じだった

そんな他愛のないこと

それを見なければ特に何事もなかったはずの事

こそっと顔を出した小さな小さな出来事の破片

それをたまたま見つけてしまい拾い上げてしまった

その無邪気な笑顔に影が見える

真っ直ぐな優しい言葉に裏が聴こえる

心の中の暗い暗い部分が肩に手をかけ囁きかける

偽り偽られる毎日を重ねて黒くなっていく

いつからこうなってしまったのだろう

どうして見つけてしまったのだろう

気にも留めないはずだったのに

嵐の前の静けさのように心の水面に涙が落ちた

2007-05-07

[] あなたが私にとって大切な人だから 11:25  あなたが私にとって大切な人だから - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  あなたが私にとって大切な人だから - pour away

だから嘘をつくの



嘘をついた事は責めないでって身勝手に思うけれど

あなたの為に嘘をついたのって言いたいけれど



・・・なんでわかんないのかなって寂しく思って私は黙り込む

2007-04-29

[] 分水嶺 23:23  分水嶺 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  分水嶺 - pour away

二人で歩いてきた道

歩くはずだった道

さよならって言葉で愛しさがなくなってしまえばいいのに

忘れたい忘れられない

肌の触り心地

一緒に眠る幸せな感覚

二人の体温

2007-03-02

[] 眠る前の僅かな - side f 11:36  眠る前の僅かな - side f - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  眠る前の僅かな - side f - pour away

こんな時間が幸せだから

あっという間だから

窓を開けないで

夜よ明けないで

本当は眠りたくなんてなくて

夢の中でもあなたを感じるけれど

そんなんじゃなくて

もっとずっと

2007-02-26

[] 二人(4) - 妄り - side f 15:40   二人(4) - 妄り - side f - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -   二人(4) - 妄り - side f - pour away

「ん・・・」



ゆらゆらと湯気が出ている彼の背中

彼の力が抜けるのを見計らって抱き留める

このときが一番好き

自然に力の抜けた二人

折り重なって心地よい眠気に漂う

荒い息と早鐘打つ心臓

目の前にある耳たぶにキス

もう眠っているのか鈍い反応

全部が愛おしい可愛らしい

彼がごろんと横になる

その投げ出された腕にいそいそと頭を乗せる

眼を瞑って呼吸を整えている

聴き入っていると荒かった呼吸は寝息に変わる

思わずぷっと笑って

掛かる前髪を撫でて額にもキスをする

お腹の中の余韻に身を任せ耽る



おやすみなさい

またあとで