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negipo

2009-08-21幻覚と僕 このエントリーを含むブックマーク

僕は映画を観る為に新宿三丁目駅に居た、丸ノ内線の改札前でiPhoneの画面を、フリックもタップもしないまま15分間シカメツラシイ顔で眺めていた。時間が来て、2分が過ぎ、顔を上げると、そこには幻覚が、遅刻してごめんなさい、とでも言いたげな曖昧な笑顔でこちらに向かって歩いていた。いつものような、地震が起きたら確実に逃げ遅れそうなひらひらした服装ではなく、安い生地のフェミニンなスカートを穿いてオフィスレディのようだった。最近はOracleにちょっと用があって、と、言い訳なのか何なのかよくわからない言葉を一文だけ僕に投げかけて、間違った方向へ歩いていく幻覚に、僕は近づいてそっちじゃないよと手を引いた。冷たい手だった。

ロシアの料理を出す店で目の前に幻覚と机、机の上に"かもめ旅行"と大書されたフィリピン行きの要項、金は幻覚の分も僕が払っている。この食事も僕が払う。幻覚とデート又は旅行をするには金がかかるということに気がついたのは最近で、それは至極当然で、結果1年前と比較して200万円ぐらい貯金が減った、単純な計算だ。ピロシキが二つ運ばれてきて、グラスが一つ運ばれてきて、ワインが注がれる。二つのピロシキ、一つのワイン。幻覚が僕に言う。最近、私は実際に生きている人間ではないように感じる。僕は顔を伏せて、顔を覆った。幻覚が消えてしまったらどうしようと思った。「それは死んでいるということ?」「そう、死んでいるということ」

ponpon2009/11/11 22:28ふちりん?

korn_freakkorn_freak2009/11/12 17:40ふちりんて聞き覚えあるなーと思ってちょっと調べてみました
2005年ぐらいにこの人の日記を継続的に読んでいた覚えがあります 影響うけてるかもしれません
なつかしい

ponpon2009/11/23 02:42失礼しました。
なんとなく雰囲気g似ていたので反射的に書いちゃいました。