2007年12月20日 木曜日
■ [詩][アドリブ]止まれ

『止まれ』の標識が根元から折れて道路に倒れていた。
死んでいるように見えた、それは僕が拾うべきものだった。
そうだった、死んでいるようなので僕が拾うべきその標識を僕は拾った。僕は昔とは違いとても屈強な肉体と精神を持ち合わせていたので、それをひょいと持ち上げた。
これであいつを殴りに行こう。
昔の僕を殴ったあいつを、殴りに行こう。
思い切り後ろから、標識を振り回せ。
がむしゃら。
歩いた。歩いた。町内を8周したところで、僕はあいつをみつけた。
愉快。
後ろから近づく。
もうお前の後ろは僕のもの、
何も言わず手に持つ止まれの標識をやつの後頭部へと振り下ろす。
『止まれ』『止まれ』『止まれ』
標識は赤かったので・・・、それほど違いは無いよ。
■ 伝えたいことなんてありません。

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