さようなら

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2006-02-10 ブログさんはネットでも孤独だといいました

[]第一話

アフィリエイトさん!俺みたいな屑でろくでなしでインターネットで夜更かしをして日光を浴びればみるみるうちに萎んでく俺みたいなブロガーでも金持ちになる方法を教えてよ!」

「……似非原、何か喋ったか」

「その、俺みたいなブロガーでも手っ取り早く稼げる方法を」

「…坊主…気軽にアフィリエイトで稼ぐとか言ってるんじゃねえ…」

「…えっ…」

「まあ、小遣い稼ぎくらいだったら、いいだろ。俺の縄張りだからあんまりいい顔はせんがな。だがな、それをメインにするってことはどういうことか、お前のブログ生活にとって、どういう影響を及ぼすか、というのは全く理解してねえようだな」

「……」

「いいか、アフィリエイトメインにするってことは、お前は労働をするってことなんだよ。ブログ世界だお前の趣味だという甘えを捨てるべきだな。そしてだ、その労働もな、ぬるいもんじゃねえ。検索にノイズをばらまき、相手のアクセス数横取りトラックバックは宣伝の為。これが何を意味しているかわかるか?」

「……」

「全ては金の為にある。読者は騙してナンボだ。読者は煽ってナンボだ。アクセス数は稼いでナンボだ。そして、全てモノを買わせてナンボの世界だ。お前のブログに対する愛着をすて、ただの道具として考えなきゃいけねえんだ」

「……」

「つまりだ、お前はそのオカネの為に、インターネット世界の半分を捨てるということになるわけだ。半分だ。可能性の半分を捨てるということになるんだ。ネタを探すのにあけくれ、ネットの薄っぺらな貧相な奴らに媚びへつらい、リンクしてもらい、宣伝してもらう。そこにあるのはお前が考えている「楽したい」とは程遠い黒い世界だ。人を悲しませた分だけ、アフィリエイターとしてはむしろ成長していくんだ」

「……」

「どうした?おじけついたか、坊主

「……」

「……まあ、お前にはこの苦しみはわかるまい」

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ブログさんは私に言いました

「お前、最近面白がられてるからっていい気になんじゃねえぞ」