さようなら

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2010-01-24

Twitter再録 - 月曜日と僕 20:22

2009-07-21 記述 / 2010-01-23 再収録

「……日曜日土曜日学校の女神だった。確かに彼女たちの周りにいればホッとするような美人だ。だが、彼女達の周りに集まる人々は、優等生というか、僕の劣等感を刺激するような人間ばかりで、彼女達も僕には優しくもしてくれず、ただ他の人々のように無視するだけだった。

その中で月曜日は僕と遊んでくれる唯一の友達だった。

月曜日は、日曜日土曜日と比べられることが多かった。

月曜日は、きっと日曜日土曜日劣等感を覚えていたに違いない。彼女はお世辞にも性格容姿も決して良いとは言えないが、僕のような人間にとって、月曜日は付きやすい、そんな子だった。

月曜日も、きっと皆に愛されたかったに違いなかった、と近くで接していて、そう思う。だが、彼女は損な役回りが多かった。土曜日日曜日の次という順番が災いしている。彼女達の次ならば、月曜日がいくら頑張っても太刀打ちは出来ない。その分火曜日は気楽なものだった。月曜日が非難されるのを見て、気楽な顔をしている。

僕は月曜日が近所の公園で寂しそうな顔をしてブランコを漕いでいるのを見つけた。

缶コーヒーを買ってあげた。

  『私はミルクティーのほうがいいかな』

と笑った後、

  『その日がいい日だって思われるためには悪い日だって必要。そういう役。私は』

って言った。月曜日は僕よりも大人だったんだと思う……」

「……僕はもしかしたら月曜日と遊ばなくなるだろうし、遊び続けるかもしれない。しかし、僕はその日の月曜日の顔を知っているし、彼女なりの優しさを知っている。僕が土曜日日曜日と遊ぶとしても、僕は彼女を簡単に非難したくないし、そういう人間にだけはならないでおこうと心に誓った……」

twitter童話再録 - 『小屋のおばけ』

2008-06-15 記述 / 2010-01-24 修正・再録

むかしむかし、ある村外れに、だれも住んでいない小屋が立っていた。そして、その小屋が、なんのためにつくられたのか、すでに村人のだれもわからなかった。

ただ、ひとつだけわかっていたことは、その小屋にはおばけが住んでいたということだ。

おばけはいつから、どうして、どこからその小屋に住んでいるのかはわからなかった。ただ、ものごころがついたときには、その小屋にすんでいたというだけだった。かれは、自分がむかし、だれだったのか、そして何のために小屋にいるのか、おぼえていなかった。ただ、一つだけ言えることは、かれは村人からもだれからもおそれられていたり、きらわれていたということだった。かれは自分がきらわれるのはなんでか、さっぱりわからなかった。

おばけは小屋であそんでいた子供を見つけた。かれはひとりで遊んでいるよりも、より楽しいし、自分もまた遊びたかったので、一緒に遊ぼうとした。すると子供はわっと泣き始め、そこからにげだした。そしてあらわれたのは子供たちであり、おばけに石を投げたりしながら、思い思いにいじめた。おばけはものかげに隠れて、石の当たった頭をなでながら泣いていた。なんでこんな目にあうんだろう。ぼくは何もわるいことをしていないのに、と泣いていた。おばけは、きっと子供たちはきもだめしをしにきたにちがいない、おばけをバカにしていたが、おばけがでたから、いしをなげたのだと思った。

おばけは自分をわかっている人をさがしていた。

あるとき女の子がそこに入ってきた。「もしもし、こんにちは。そこにいるのはかわいらしい女の子じゃありませんか?」と言った。女の子はおどろいて「どなたですか?」と言った。おばけは「わたしはわけあって外に出ることはありません」とこたえた。女の子は「ねぇ、そんなの、ちゃんと見ないとわからないよ」という。おばけは「いえ、思いこみなどではありません。わたしはすがたかたちみにくく生まれてしまいました」と言った。女の子は再度言った。「いえ、そんなの見てみないとわからない。大丈夫、わたしはおどろかないから」と言った。おばけはすがたを見せた。しかし、女の子はすがたを見たとたん、「ぎゃっ」と叫んでたおれてしまった。そのようすを見て、おばけは悲しんだ。

そうだ、にんげんは口だけなんだ、ぼくをバカにしたり、うらぎったりするだけなんだ、とかれは思った。

おばけはいつしか小屋でもすがたを見せなくなっていた。

村中では小屋におばけがいるというさわぎになり、だめだ、もうお払いをしないといけないとおびえあった。だから、小屋にはみんなしてお払いをしようと、まじない師がおしかけてやってきた。なんだかんだとわかものが出て行くこの村では、それがいちばん、もりあがった時期でもあった。まじない師はいろいろと考えた。たとえば、おんなへのうらみが残されて、そのまま小屋にいついてしまったのだということもあったり、あるいはいろいろとおかねがかえせなくなってじぶんで死んだのだ、とも考えた。

でも、ほんとうのことはだれも知らなかった。

だって、おばけだって、何も知らなかったのだ。

おばけが知っていたのは、自分がきらわれていたことだけだったのだから。

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ブログさんは私に言いました

「お前、最近面白がられてるからっていい気になんじゃねえぞ」