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胡乱 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009年03月28日 土曜日

[]わるいひとたち 15:17 わるいひとたち - 胡乱 を含むブックマーク

ある山の中腹の洞窟山賊たちが住んでおった。旅人が通りがかればぶち殺して谷に死体を投げ込む。金がなくなれば山をおりて村人を襲う。

しかし、山賊たちは統制が取れておらんかった。お互いが殺しあうのもしばしばであったし、利害が一致すれば協力することもあった。

邪魔な奴は村人だろうと山賊だろうと同様に殺すべきである。押し並べて人の命はクソである。俺も含めて。」

むしろ集団としての規律や上下を作らないことが唯一の掟、と言っても良かったのかも知れん。隔絶された個人、と言うことに個人が意義を感じていた集団と言っても良い。正しく社会的に維持された集団が心底嫌で、その集団を維持するために何がしかの意に沿わぬ事などをするのが気が狂うほど嫌だからこの洞窟にいるのだ。邪魔は奴はぶっ殺す、負ければ自分は死ぬ、だが集団維持されるだろうし、俺を殺したやつのフトコロは潤い、この洞窟が長続きする確率は上がる。洞窟が集団でない集団として長続きすること自体が重要であるのだ。世に仇名す山賊がここに、いや実際はどこでもいいんだが、どこかにい続けると言うこと自体がおれ達一人一人にとって「正しい」からだ。

その山賊たちの洞窟にある日、旅人が迷い込んだ。旅人は暗闇の中で剣を振り回し「大勢で卑怯だぞこのクサレ山賊たちが!」と言った。

山賊達はむっとした。「なんだとこの野郎!おれ達は集団でおまえをなぶりものにしてるんじゃねーぞ!」と口々に言った。「???集団で襲い掛かってるじゃねえか?」と男は言い返した。それを聞いて、あるものは黙り、あるものは知らんフリをし、あるものは男に加勢した。ちなみに元々寝ていたし延々寝ていた奴ももちろんいた。男に気付いた山賊たちが、そして男に集団呼ばわりされた山賊たちがそれぞれの対応をしているところで、その中の一人が「うるせえ死ね」と男を後から刺した。

「いいか集団であることを否定するって言うのはなァ、自分が今!ナウで!一番何をしたいかそれしか考えねーってことだ!集団の中に居ようといまいと俺は常に俺の思ったとおりの行動をするって言うのが俺ってことだ相手にどう見えようと俺はそう思ってねー卑怯だと言われようと俺はそう思ってねーなんといわれようと旅人は即ぶっ殺すそして金をはぐ、だるかったら一切やらねーおまえらが死んでても一切やらねー俺がしたいかどうかだ!それが俺だあああ!」「うがー!なに説教こいてやがるこのビチグソが!」「るせえこの新入りが!死ね!」「ぐぎゃああああ」

と殺し合いになったそうじゃ、メデタシメデタシ

新入りは後で手当てして洞窟の前に転がしておいた、敬意を込めてな

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