2009-05-04
はじめまして
徒然なるままに | | ![]()
ぼくは「太郎」といいます。5才です。けっこうむつかしい漢字を知ってるよ。
ぼくの天使のような「たましい」がだんだん大人の人間に汚されてきている。
さいきん、とくに感じる。だからぼくはおとなになりたくない。大人をみているといろんなことにしばられて生きている。だから、心に自由というか、のびのびさがないように思えて、大人はとてもかわいそうだと思う。
だからぼくはぜったいにおとなにはなりたくない。
でも5才になるとすでに大人のいやな面がぼくの中にもだいぶ入ってきている。それはぼくが3才から幼稚園にいきはじめて、とくに感じる。からだはしぜんに大きくなるからしかたがないが、「たましい」だけはおとなになりたくないないと思う。
秋を感じさせる朝である。
おじいちゃんが新聞を縁先でひろげていると近所の田村さんが通りかかった。
「今年は夏がなかったが…」
「今朝はすっかり秋の気配ですな」
「年寄りには暑さがこたえるき、早う涼しゅうなってもらわんと…
それはそうと、いよいよ選挙じゃ」と、田村さんは縁先に腰を下ろした。 二人の話題は選挙になった。
「今の首相はしょう人気がない。わしの周りに首相の顔を見るのもいやじゃという連中がおる。毛並みは良いのに、毛並みだけではいかんもんじゃ」
「競馬馬でも同じよ。いくら毛並みがよかっても中には外れが付きもんじゃき」
「今の首相は外れかよ」といって二人は大笑いをした。
「笑いゆう場合じゃない。今年で70才、年金暮らしじゃが、もらう年金が年々減っていきゆう。それを思うと今の与党には政治を任せておけんとつくづく思う」と田村さんは神妙な面持ち。
「結局、官僚任せの政治のつけがきたということよ。特に与党の政治家は官僚の犬になり下がって、政治をサボっている。これでは国民の為の政治は出来ん」
その時、飼い犬が暑くならないうちに散歩に連れて行ってくれと鳴き出した。田村さんは「わしも散歩の途中じゃ」といって出掛けて行った。