安寿土牢

2010-02-09

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道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、ゾンビが杉の密林を赤く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追ってきた。

吾輩は猫であった。

ある日の事でございます。御釈迦様はモールの屋上のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。

石炭をば早や積み果てつ。中等室の卓のほとりはいと靜にて、熾熱燈の光の晴れがましきも徒なり。今宵は夜毎にこゝに集ひ來る骨牌仲間も「ゾンビ」に成り果て、舟に殘れるは余一人のみなれば。

ああ………この離れ島に、救いの船がとうとう来ました。