安寿土牢

2007-09-25

[]速度 速度 - 安寿土牢 を含むブックマーク はてなブックマーク - 速度 - 安寿土牢

http://neo.g.hatena.ne.jp/masapguin/20070918/1190094550

http://neo.g.hatena.ne.jp/llpp/20070919#p1

http://militia.g.hatena.ne.jp/glire/20070922/p1

http://chaosroute.g.hatena.ne.jp/nekoprotocol/20070925

(漏れがあったらご連絡いただきたい)

以上をまとめて、スピードのレイヤーについて考えてみる。

  1. 脳が物理的スピードを感じたときと同じ挙動を示す(生理学的レベル)
  2. 思考がスピード感と認識する(意味レベル)
  3. 認識が早い(認知レベル)
  4. すらすらと読める・眼球が早く動く(運動レベル)
  5. さらさらと書く(創作レベル)

さらさらと書くのは「テキストプレイ」等で実現されている。が、その読者に書き手の速度と同期できているかどうかは甚だ疑問である。すらすらと読めるは「漢詩のようなもの」として実装されたが、これも圧縮された情報の展開に時間がかかり、読者にスピードをもたらすのに至っていないことが明らかとなった。認識が早いは「スイーツ」で終わる携帯小説テンプレに近いものと推測される。が、幼児向け絵本を大人が読むのに似て、読者にスピード感をもたらすのに至っていない。

では意味レベルではどうか。上リンクで指摘されているが、「リズム」「緩急」の調整にて実現されるものだと思う。拙作「講談・砂漠事変」において、短めに調子をつけた文章と、講談とタイトルにつけることで、ある種のリズムを読み手に強制することを目指した。しかしこれはスピード感という面では失敗したと考えていいだろう。

最後に残るのは生理学的レベルであるがこれは可能だろうか。おそらくは可能である。人をバイクに乗せて走らせたときに起こることを考えると、実現方法としては読者をある程度追い込んでおいて、対処しなければならない意味の塊で畳み掛ければいい。手本とすべきはおそらく映画の予告編であろう。そう、我々は既に読んでいる。

http://d.hatena.ne.jp/nekoprotocol/20070830/1188475996

http://throw.g.hatena.ne.jp/sasuke8/20070921/p1

ただし、スピード感のみにまで昇華するためにはもっと分量が必要であると予想する。この予測の元に後で何か書く。

ところで「講談・砂漠事変」の失敗の原因として書き手の疲労がある。スピードを目指した文章を認識することと創作とのギャップがあまりにも大きく、バトル直前で疲れ果ててしまった。気力が許せばこの部分は書き直したい。それというものコントロール可能な読者スピードに対して、私の創作のスピードが平均するとテプラで字を打つに等しいあたりに固定されているからに他ならない。これを「テプラで書く速度一定の法則」と名付け……


ダジャレ部は敵だ!

2006-12-04

[]納得力ガジェット 納得力ガジェット - 安寿土牢 を含むブックマーク はてなブックマーク - 納得力ガジェット - 安寿土牢

理由の欠如の話ではない。現象があって理由が提示されるが、その間がどこかで断絶しているものの話である。

水からの伝言」話は収まる様子を見せない。それは既に信じ込んでしまった人の目が覚めたりしないからであるが、この蒙昧を強固にしているものはなんだろうか。彼らは「信じた」のではなく「理解した」と考えている。菊池誠氏はこれを『納得力』で説明しようとした。

『納得力』とは話者の論理に開いた穴を聴く側で補填する能力である。十分に科学的に訓練された人の納得力によるパッチは正しい論理で構築されているので情報の伝達を容易にするだけであるが、そうでない人の場合、そのパッチに欠陥があることが多い。これが誤解や盲信を生み出すのだが、自分の内部から生じたものであるので自分には欠陥が見つかりにくく、他者から指摘されると場合によっては人格否定されたかのような反応を返すことがある。

さて、この似非科学撲滅には非常に厄介な性向は、虚構構築には有為な材料となりうる。大抵、人は理由があって現象があればその間が繋がっていなくても納得する。いや、むしろ間を説明しないほうが納得しやすい。「風が吹くと砂埃が舞い人の目に入ったりするので盲人が増えその盲人は三味線をひいて生計を立てるので三味線に張る皮のために猫が乱獲されて猫に狩られるはずだった鼠が増えて鼠は桶を齧った結果桶屋が儲かる」と記述するより「大家さんが、風が吹くと桶屋が儲かるといった」の方がより納得する。検証が不可能であるど真ん中の大穴は大抵「大家さんは俺より頭がいい」といった程度のパッチで補填されている。このときの「大家さん」は納得力を強化するためのガジェット、納得力ガジェットである。聞き手は「大家さん」をコアに論理的欠損を埋めるパッチを構築する。このような道具を獲得した虚構は強固になりうる。

整理すると、現象と理由があってその間が繋がっていないとき、受け手がその空隙を勝手に埋めるためのパッチの核となるものが納得力ガジェットであり、現在もっとも有名な納得力ガジェットは「ミノフスキー粒子」である。

類例

(参考)

納得力発動の例

1. NONAME 2004/05/26 17:04:41 [RES↓] [TOP↑]

まぁ、冷静に考えればあれほど多種多様な種類が居るんだから当然と言えば当然っぽい

47. YAS 2004/05/26 22:13:01 [RES↓] [TOP↑]

DNAの特徴を洗い出していくと、現代の形態からは想像も付かないような意外な動物と共通の祖先を持つってのは割と昔から言われてた事だったと思う。DNAデータ統計学的に調べなおすと、クジラ祖先とラクダの祖先が共通っていう研究結果もあるくらいだし、別におかしな話ではないのでは?

72. NONAME 2004/05/27 00:14:50 [RES↓] [TOP↑]

マジレスしていい雰囲気かどうか不安だったが、一応。

この記事は鳩→ヨークシャーテリアじゃなくて、遺伝子的系統図を辿っていくと、鳩とヨークシャーは近しい祖先を持つってことだろ。「ヨークシャー&鳩の先祖」と「犬の先祖」がまず分岐し、その後にヨークシャーと鳩が分岐ってわけだ。まだ哺乳類と鳥類の境が明確でない時代なら、環境地理的要因でこういうことは簡単に起きるよ。

104. spooky 2004/05/27 10:46:39 [RES↓] [TOP↑]

ホニュウ類と鳥類の分化の時期がどうこうじゃなしに、ヨークシャー&鳩の祖先から独自の進化を辿っていったヨークシャーテリアがホニュウ類に近くなり現代でいうホニュウ類の定義におさまっていると考えられなくもないだろ

183. NONAME 2004/05/28 00:26:45 [RES↓] [TOP↑]

まあ、『哺乳類だろうが鳥類だろうが、アメーバだろうが植物だろうが、元を正せば同じじゃん』って話に行き着いてしまいそうで不毛チック。

ヨークシャーテリアの直接のご先祖様は鳩です!』って云ってるワケではなく、『ヨークシャーテリアには比較的“鳩(鳥)と別れる前の共通の祖先”の遺伝子が残ってたよ』ってことでね?

…↑の記事ではそうは読み取れないですがw

要はワンダーなんだよ。ワンダー。

取り敢えず、モノを知らないのにしったかぶりで書き込むのもよろしくないですが、少しモノを知ってるからといってジマンゲに書き込むのもカンベンな!

269. NONAME 2004/05/30 20:46:17 [RES↓] [TOP↑]

はぁ~私、中学教師をやっておりますが。この記事の訂正を見る前に、生徒達に話してしまった・・・・

2006-04-30

[]被ハイパー化 被ハイパー化 - 安寿土牢 を含むブックマーク はてなブックマーク - 被ハイパー化 - 安寿土牢

いかなる人物をもハイパー化させやすい戯作者は多いですが(多いですか?)、ハイパー化されるほうにも責任があるんじゃないの、と人権団体に頭をかち割られそうなことを考える。例としてはジェームズ・モリアーティ、天草四郎時貞など。前者は天才と記述されていながら詳細はホームズによる評価しかないこと、後者は当時から宗教的ハイパー化がなされていたらしいことが「ハイパー化されやすい隙」として挙げられる。

二次創作において比較的矮小化されやすいホームズ(全てはアヘンによる妄想、モリアーティは母親浮気相手の家庭教師の名前等)との対比は要検討。


[]ハイライズ ハイライズ - 安寿土牢 を含むブックマーク はてなブックマーク - ハイライズ - 安寿土牢

全てのサバゲー物のエッセンスJ.G.バラード『ハイライズ』にある。ハイライズからサバゲー物を創造する事もできる。

エッセンス

  1. 対立の発生
  2. 閉鎖環境の構築
  3. 闘争の勃発
  4. 明文化されたあるいは暗黙のルールの制定
  5. エスカレート
  6. 死傷者の発生
  7. 閉鎖環境解体

実例


ハイーライズ (ハヤカワ文庫 SF 377)

ハイーライズ (ハヤカワ文庫 SF 377)