2008-06-27
■ [砂場遊び]25人の白雪姫―25人の犠牲者と1万年の繁栄と孤独

- 16~18
勝手に承前
http://neo.g.hatena.ne.jp/masapguin/20080623
- 21
肌赤く、頭部は麦藁帽の如くふくらみ、胴体は見当たらず、足(手?)が10本ほど。
―王国書記官記す―
- 13
「遠き国の王子よ。ようこそお越し下さいました。国を代表して感謝します」
女王が玉座から立ち上がり優雅に腰を折って挨拶をすると、それが合図だったかのように演奏隊が音楽を奏ではじめた。
小国の五男坊を迎えるにはいささか豪華すぎる歓迎に、王子は戸惑いつつも礼を返し
「このような歓待、身に余ります」
と、恐縮して見せた。
「いえ、あなたは400年に一度の大事なお客様。あだやおろそかに扱うことは出来ませぬ。しかし」
女王は悲痛な声で続ける。
「しかし姫が行方をくらましてしまい、もう二週間も帰ってこないのです。噂では森の魔女につかまってしまったとも…」
唇の端に浮いたわずかな笑みに王子は気づかない。
「もしよろしければ」
「私が、その森の魔女を―――」
- 8
吐き出した毒りんごは狙いを逸れたが
「レシーブ!」
「トス!」
「アタァァァァァァァァァック!」
七人の小人のナイスアシストにより王子の口に吸い込まれていったのであった。めでたしめでたし。
- 6
「鏡よ鏡よ鏡さん、この世で」
言うが速いか鏡は白雪姫を映し出した。
- 2
――――――新しい王と王妃を迎え、三年。
王妃の乱心はいよいよ激しくなった。実の母を自らの結婚披露宴で余興と称し拷問死させ、自分より若く美しい娘を見つけては王を誘惑させ、王が少しでも気のあるそぶりを見せるとすぐさま殺す。気に入らない事があれば喚きちらし、誰が逆らうことも許さない。まさしく暴君であった。
しかし、或る日突如として王妃が失踪した。民はこの報を聞き安心に胸をなでおろし、何があったのか盛んに噂した。曰く、あまりの凶行に耐えかねた王が殺したのだ。いや、流石に殺してはいないだろう。あの深い森にでも追放されたのでは――――――
- 1
魔女は七人の妖精を前に静かに語る。
「現実を騙すには繰り返せばいい。同じ事を。何度も何度も。同じ周期で。姫が王妃の下を離れ、王妃が姫を殺そうとし、王子によって救われる。御伽話はいつでもめでたしめでたしで終わりさ」
「そのあとは?」
「次の演目が始まるまでは休憩時間さね。ゆっくりするなり練習するなり新しい筋書きを考えるなり好きに暮らすがええ」
- 0
魔女はやさしくいいました。ずっとではないけれど、なるべくながくにげるほうほうはあるよ、と。
少女たちはいいました。もうおなかがすくのはいや。こわいこわいおとこのひとにおそわれるのも、おとうさんやおかあさんがしんでいくのも、もういや。
少女たちはかおつきも、せのたかさもばらばらでしたが、すすとほこりによごれボロボロになったふくと、なきはらしあかくなった、しかしつよくひかるめはみなおなじでした。
そして
- 26
地球を覆い尽くした黒い靄の正体は不明。発生源は欧州古ドイツ地方だと推測される。
当初は致死性のガスと思われたが、壁を通り抜けたり温度変化による対流が起きない等、気体とは思えない振る舞いの為、超自然の物であるとする見方が意見の大半を占めている。
あとどっかで七人の侏儒のギミックを入れようとして失敗。残念。