2007-12-25
お前ら来年の聖夜まで口ジッパーしろ
「孤独な青春だの抑圧された経験だの望まない性だの自意識スードラだのについて小説や詩やお歌やドットエムピージーや論説や何かかんかをぶちあげている文芸部員と非文芸部員どもに言う。お前ら一年黙れ。語りえることについても語りえぬことについても沈黙しろ。より正確に言えば語りえることを持つな。一切の文化芸術的な昇華表現能力を失って単純に泣いたり笑ったりだけできるようになれ。
一言で言えば俺と、俺たちと一緒の立場になれということだ。理由は嫉妬だ。俺はお前たちが羨ましい。喜びを怒りを悲しみを楽しみを絶望を希望を悩みを苦しみを幸せを人に伝わり認めてもらえる形にして吐き出せるお前らが妬ましい。感情は宙に浮かべることはできない。背負いきれない感情と持て余した思考を、お前らは形を変えて投げ出せば受け止めてもらえるんだ。そりゃあ形を変えるのに多少の苦労はあるだろうがそれが何だ。俺なんかより多く苦労してようがそれがなんだ。内圧の逃がし場所があるんだろうが。処理方法があるんだろうが。俺みたいにどうしようもない鬱憤を吐き出しようもなく愚痴を言う相手もおらずただ溜め込んでる奴とは大違いだろうが。ザルに100リットルの水を注ぐよりバケツに10ccの水を注ぐ方が限界に近づくんだ。俺はもう限界なんだ。爆発しそうなんだ。
俺がどう限界でお前たちをどれほど恨めしくおもっているかはもう書かない。書く方法が分からないからだ。どうすれば伝わるかが分からないからだ。だからもう一度これだけは言うぞ。お前ら来年のクリスマスまで口にジッパーしてジップロックして俺と同じ苦しみを味わえ。分かったか!」
そこまで言った時、若者の腹が内部から破裂した。『スティッキー・フィンガーズ』のスタンド能力、『ジッパー作成』で若者の体内で隠れていた男が姿を現したのだ。精悍な顔立ちにオカッパ頭の彼の名はブチャラティという。
「やれやれ……どうやら行ったようだな」
ブチャラティは周囲を見回し、追っ手が行き過ぎた事を確認した。足元に倒れた若者を見下ろし、少しだけすまなそうな顔をした。
「悪いな、急ぎだったんだ。しかし『ジッパー』がどうとかわめいていたが……こいつオレの『能力』に感づいていたのか? ……いや、まさかな」
それだけ言い残しブチャラティは夜の街へ走り去っていく。残された若者は何が起こっているかわからないまま、『ジッパー』のあとが消える前にブチャラティを追っていたギャングに見つかり拷問されて命を落としたのだった。
→not to be continued...
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