2006-12-13

[][]八日前2

入り口の階段に少女が座る。

「崖しかないのね。」

「・・・」

二人は崖を見る。少女は反省をしているように大人しくなる。

しばらくして、青年より二段下に座った少女が唇を滑らせる。

「一晩中こうしていなきゃいけない?」

「近づかなければ何をしたっていいさ。」(帰るかい?)

「あなたは何をするの?」

「見張るだけ。でも君、サニと話してたっていい。」

「いいわ。ごめんなさい。好きに呼んで構わない、です。」

「いいさ。」

「見続けるだけ?」

青年の隣に少女は腰を下ろす。

「一晩中。一年中。ただし交代でだけど。」

「私には見えないものを?」

「多分、今はね。」

「わからないだらけで嫌になるな。何にも知らないのね。」

「知りたいかい?」

「何がどうして見続けなきゃいけないの?」

「崖影から人を守って、崖影を人から守るために。」

[]脳

なんだかサーバーのファンの音が、音から音楽に聞こえてくるときがあります。もっとも、自分にはこの体感はとても重要な要素なのです。体験に基づいた補間が行われている証拠。蓄積されたリズムやメロディのパターンが特定の雑音に刺激され、その刺激に対して補間(予測)が行われている。で、その認識をすることで、好きだーって論理的に分かるのがまた少しだけ嬉しく。脳が割れたみたいな感覚。今割れた。

[][]九日前1

ストーブ小屋に聞いたこともない足音がやってくる。軽快で繊細、深さ知らずの足音。

「ごめんください。シヒの頼みでやってきました。」

ドアの前には大人になりきれていない顔立ちの、もしくは頼りない体躯の少女が革のバッグを両手で持ち上げて立っている。薄い唇から白い息が漏れている。

「君が、そうか。とりあえず入って荷物を置いて、コーヒーでも飲もう。」

「あ、ごめんなさい。その前にお水を少しだけお願いします。」

「ああ、失礼。さあどうぞ。」

バッグを置き、ゴツゴツした皮のオーバーを脱ぐと肉付きの悪いシルエットが顕わになる。(今にも壊れそうなトルソーだな。)首周りの骨に、グラスから体へと水が通る振動が響く。

「ありがとうございます。あ、はじめましてこんばんは。」

「こんばんは。はじめまして。ニシです。」

「シヒの叔父から少しだけニシさんのはな、お、お話を伺ってます。サニです。」

「ニシで良いよ。それに改まらなくても良いからね。じゃあ、コーヒーでも淹れるからそこにかけてて。」

「あ、あの、わたしはいいです。」

「僕が飲みたいの。だから少し待っててね。」(あわてんぼう、か?)

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