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ファッキンガム殺人事件 RSSフィード

2009-01-16

降臨賞 個別作品評

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「前回のエントリではお騒がせしました。賞の最後に不手際から関係者各位に不快感を与えたことをお詫びします。反省点については稿を改めてお伝えしたいと思います。落ち込んだりもしたけれど、 xx は元気です。
まず、ご要望があった個別の作品評、それから結果発表では明記していなかった「良い」と判断した作品についての評価を公開いたします。」

作者から評価要望があったもの

  • No. 26 (id:yuuboku)
    • とにかく「正直どうでもいい」がツボにはまったとしか言いようがない。統計学者であり数値の異常に敏感でありながら男子側は投げっぱなしという矛盾の妙。「『空から女の子が降ってくる』としか言いようがない」そんなことを言う馬鹿は馘首だ。
  • No. 62 (id:nekoyanagiw)
    • 「トランポリンで空から女の子が降ってくるのを横で見守る」話。恋人ではなくただの友人、かつ男はそれを見守るだけという距離感の薄さが若干印象薄。トランポリンという設定上、単にもう一度上がっていくのはオチとして弱いが味はある。
  • No. 95 (id:fu7mu4)
    • 「lambda抽象」に若干反応。残念ながら典型的な降臨派投げっぱなし目スーパー系であり特に印象的ではなかった。
  • No. 105 (id:harutabe)
    • nand 語。つまり率直に言うと何を言っているのか分からないわけで、単純化すると非モテ同士の二次元 VS 三次元議論をまとめて踏み殺す少女であり、勢いと幻惑感は高いが、よく読んでもよく分からない。語彙の無駄遣い。
  • No. 108 (id:sunagi)
    • 無茶をすべくして無茶をした作品。女の子じゃないだろ、と突っ込んだら負けであるが残念ながら評価者が相撲騒動に興味がなかったために親方の名前でのタメとオチのインパクトが薄かった。
  • No. 128 (id:comnnocom)
    • 実は時間切れ作品だったので意識的に今まで読んでいなかった。要するに中二病? グラフを使った点は一案だが、二番目のグラフの系列が入り乱れていて、一覧性が低い点が難。ストーリーとしても導入部だけなので、評価不能というのが感想。続き希望。

「良い」と判断したもの

  • No. 4 (id:DocSeri)
    • 要約するならば「亜高速で移動していた僕に空から女の子が降ってきてぶつかって四次元融合してそれでもセックスできて更に増える話」。まずビジュアルイメージがよい。「この状態でも性交はできる」が記憶に残ったのは、それがあまりにも唐突なご都合主義であったため。明らかに余人の感情移入を許さないぐちゃぐちゃな状況設定でありながら、妙に人間味のある照れた言い回し。嫌がらせなのか萌えなのかはっきりしろと申し上げたい。「観察者の3次元局所座標系でZ軸マイナス方向」などの面倒な言い回しが目に付くが、並行して挟まる平たい表現がそれを補うことでストーリーの理解を促しており、初心者にもマニアにも印象を残す作品。
  • No. 7 『空から降ってきた有名な女の子の後ろには無名の女の子達がたくさんいる』 (id:nisemono_san)
    • 空から女の子が降ってくるのは普通のこと、という開き直りに近い否定形。現実に「女の子が降ってくる」状況の過酷さを描いたカウンター作品が新井英樹『愛しのアイリーン』であるなら、この作品はより薄く広く展開しすぎて現実と見分けがつかなくなったファンタジー。妄想的でありつつどことなく諦観が漂い、現実生活と地続きである残念な感じがタイトルにも出ている。
  • No. 19 (id:nayusawamura)
    • 作品を貫くテーマは"マグリット"。美術館、青と白、シュールな情景といった要素をちりばめつつ、盗みから始まり、空から降ってくる女の子を経て結末に至るまでのストーリーの動きがある。その末尾がラッキーカラーで結ばれている構成も一工夫あり。
  • No. 21 (id:AirReader)
    • 「空から女の子が降ってきたので僕だって落ちる!」という潔い作品。降臨派の中でも行動を起こすまでの速度と躊躇のなさが際立つ。いま読み返すと、 20 年かかって落ち続けというどんな長いビルやねん的な設定が読者に物理法則を計算させる仕掛けなのかも。重力係数が違うとか。
  • No. 23 (id:avena)
    • うんざりするような気の滅入る手続きがかかるツンデレ譚。売り言葉に買い言葉、馬鹿げた案、そしてハッピーエンド。テンプレートに忠実すぎる点は稀少性としてマイナスだが、「良い」と判断する決め手となったのは「アメリカは、空気砲でカボチャを一マイル飛ばすコンテストが開かれている」。だから何だ、と突っ込んでしまったので負けを認めた。
  • No. 26 (id:yuuboku)
    • (評価済み)
  • No. 31 (id:Hamachiya2)
    • これわざわざ書く必要あるのかな。負け惜しみのテンプレートとしてつけたツンデレコメントを拾ってくれる方がいなかったのが少々残念。
  • No. 46 (id:enzi)
    • セカイ系ではなく世界系。本当に空から女の子が降ってきたらどうなる? どうなる? 偽装肉になるんだよ、という絶望感、また「車の数は、この一年ですっかり減ってしまった」等の細かくシミュレーションされた社会影響の描写を評価した。
  • No. 47 哀愁の街に女の子が降るのだ (id:masapguin)
    • まずタイトルの一仕事がよい。普通に「雨」で書いてから全置換したと思われるが全文平で書いたのなら神業。正直読み手としてはうんざりしたが、どう降ってくるかの特異性ではなくひたすらゲシュタルト崩壊を狙ったアイディアをそれもまた良しとした。
  • No. 61 (id:Masao_hate)
    • やりすぎ。おそらく今回最も労力を費やした人。シューティングは苦手だったので「困ったらボム」がなかなか慣れずランキングに乗るまで時間がかかった。
  • No. 67 空から降ってくる悪魔のように甘美なアイツ (id:Delete_All)
    • メモの「電波文、戸田恵梨香」に過不足なしと自負している。文のテンポが鋭く最後まで一息に再生される口に出して読みたい電波文。女子高生、グレイ、石原新太郎といった要素がバラバラでありつつ妙に世界観としてまとまっている。
  • No. 81 『まるで空から飛び降りるような』 (id:cloud_leaf)
    • 基本の文章(改行ペース、漢字の開き方)がこなれていることをまず評価。「女の子が降ってくる」のは実は登場しない人物という点がボーダーラインだが、前向きな展開で後味が「良い」。
  • No. 87 無限落下軌道 (id:north2015)
    • 正直書きづらいが書く。説明的な説明なしに口語だけで宇宙という舞台設定が伝わる点、また演出としての行間(引用含め)が上手く配置されている点が読みやすかった。余韻も良。
  • No. 88 (id:a-park)
    • 「空から女の子が降ってくる。はなはだ邪魔だが仕事なので仕方ない」。典型的な投下派。女の子が完全に物扱いで、ただただ物として処理するルーチンワークがおかしみを醸し出す。
  • No. 100 天使工房 (id:glire)
    • 完成された世界観。狂った中佐が見つめる空から降ってきた女の子。カメラと機械工のエピソードが箸休めとしてよい。ラスト一行も決まっている。
  • No. 109 【 降臨論 実践編 】 (id:Negiko)
    • 女の子に踊らされ死んでゆく男たち。コメントにも書いたが「空から女の子が降ってくればいいなんて寝言を抜かす奴らは全員死ねばいいのに」という底知れぬ悪意を感じる。
  • No. 115 (id:cild)
    • 書き出しでまず評価者を狙った点がアイディア勝ち。その後も告白形式が続き、派遣社員、自己責任とえげつない単語を交えたリーダビリティで引っ張る。コメントに書いたとおり"原型"の誤字が画竜点睛。
  • No. 117 『サンドイッチを食べた日』 (id:tek_koc)
    • 作品の半分あたりまで主観視点が明確にならないのは若干マイナス。しかし「既に降っていた女の子」が「新たに降ってくる女の子」に感情移入する構図と、連想されるディストピア社会までの世界観の広がりに先頭に戻って読み返させる力があった。
  • No. 121 SKYGIRLS (id:naoko_hirasawa)
    • 漫画作品。「良い」としか。