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ファッキンガム殺人事件 RSSフィード

2009-01-18

降臨日記

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そうか。釣られたか。仕方あるまい。自分を曲げた人間の行く末だ。

見事な一撃だったと褒めておこう。降臨日記を公開する踏ん切りがついた。ホッテントリメーカーによると 2500users 超が期待できる"イン殺が悲惨すぎる件について"が遂に公開されるわけだ。間違いなくこの状況で一番面白い。

そういうわけで、三流芸人であるところの xx-internet は降臨賞に際して考えていたことを包み隠さず書く。 north2015 さんがお求めのドマジレスだ。自分が正義であるか邪悪であるか、真面目であるか不真面目であるか、悪意があるか愛があるかはご自由に判断していただきたい。

時系列で整理しておくか。

  • 2009-01-08
    • xx 、降臨賞開催。(失敗(0))
    • end-roll さんアカウント取得。
  • 2009-01-12
    • xx 、降臨賞終了間際、テンパる
      • 評価条件に記憶リストを使うことを思いつく。 18:00 ちょっと前、 COCO さんの作品を読んでる頃か。
      • 結果報告エントリ作成。評価意図の説明をおざなりに書く。(失敗(1))
    • xx 、降臨賞結果報告。
  • 2009-01-13
    • north2015 さんキレる。 a-kubota さんも同様。 end-roll さんコメント。 suitou さんは……ネタ?
    • xx 、反応を読む。「身内評価」と書かれていることにキレる。
      • 記憶リストを使った理由を書く。
      • 同時に suitou さんへの評価を書く。
    • xx 、一晩自分が悪いかを考え、悪いと結論づける。しかしまだキレていたため、対応四案を出すことに。(失敗(2))
  • 2009-01-14
    • xx 、「お叱りについて」投稿。
    • end-roll さんコメント。コメント欄で応酬始まる。
    • xx 、賞を開催しないことを約束。(失敗(3))
  • 2009-01-15
    • north2015 さん応答。
    • xx 、 north2015 さんへ応答。
  • 2009-01-16
  • 2009-01-17
    • xx 、落ち着く。個別評を書く。
    • end-roll さん釣り宣言。
  • 2009-01-18
    • 今ここ。

キレて無茶な行動を取っていると思われるかもしれないが、ここ数日で死ぬほど悩んだので今は比較的すっきりしている。釣られたことがわかっても特にダメージはない。反省しているのはそこではないからだ。

降臨賞開催の意図 - 失敗(0)

まず認める。海ノ藻屑であったか。あのエントリへのカウンターとして降臨賞を発想した。まあ見て分かるとおり。

失敗(0)と書いたのは、潜在的な問題だったからでもある。何が問題かというと、ファック文芸部というか、はてな界隈というか、もしかすると 2ch 含めてか。そういう場所の「騙される方が悪い」文化に人が耐えられるか、なのかな。

分かりにくいだろうから具体的な話にする。降臨賞の優勝条件。

優勝賞品 : もっとも稀少な(と質問者が判断する)作品を書いてくださった方に 200 ポイントを贈ります。

"(と質問者が判断する)"がボケというか、釣り餌だったという点は認識が合っているだろうか。字義通りの解釈で"稀少な"に拘ると、自分が悪意の相手であった場合負ける。本当の字義通りの解釈は「質問者が脳内で決める」だ。質問者がいかなる人物であるかが定義されていない状況ではほぼノールールと言っていい。契約書に"(と乙が判断する)"と書いてあったら即座に席を立つべきだ。

この屁理屈をもって xx が悪意で降臨賞を運営したかというと、しているとも言えるししていないとも言える。それは後で述べる。

まず、なぜこの優勝条件を使ったかというと、これは DocSeri さんに答えた内容が本気。

「希少」という言葉に反応して参加者の脳が何を生み出すかが見たかった、というのが率直な回答になります。

評価に関しては相当に楽観的であった面があり、「希少」という条件に反応してあからさまに畸形な作品が出てくることを(勝手ながら)期待していました。

結果として畸形作品はあったのですが、それが小説・漫画でなかった、というのが今回の賞の顛末と認識しております。

参加者及びエントリを見た人間の脳を揺らすことが目的だった。で、"(と質問者が判断する)"は裏ルール。分かる人にはこれがシュートサインだと通じる、というのが自分の想定。

従来の「空から女の子」テンプレートを打破する画期的アイディアの作品
質問者一人にとって稀少でありさえすればよい内輪ネタの作品

後者で襲ってきた作品もあった。それは裏ルールを正しく解釈していたという意味で評価に値するので、記憶リストで評価された。記憶リストが後付けなのに最初のルールに沿って評価できるのか、という疑問があるかもしれないが、"(と質問者が判断する)"を評価できるから記憶リストにしたとも言える。その点は思いついたとしか言えない。降臨だけに。

降臨賞を真面目に運営するつもりがあったかというと、当然あった。むしろ大真面目だったと言っていい。しかし悪ふざけ、いわゆるファック文芸でもある。評価については"(と質問者が判断する)"がある以上、自分ひとりの腹で決めるのが妥当だと思っていて、そこが記憶リストを使うことに躊躇がなかった理由だ。

一般的な評価方法ではない、ということを考えたか。理屈の上ではあれだ、「全ては主観である」。それに該当すると判断して、その上で真剣に、真面目に評価した。

降臨賞評価の意図 - 失敗(1)

降臨賞に関して最大の失敗は、マジ切れを引き起こしたこと。苦笑や沈黙であればネタはネタとして通る。マジ切れはない。そこまで持っていかせたのならネタを振った人間がマヌケなのだ、と north2015 さんの最初の反応を受けて一晩考えてそう結論づけた。ブックマークコメント(ブクマという単語は大嫌いだ)や陰口のような言及なら無視していたかもしれないが、エントリを上げて反論した north2015 さんに答えないわけにはいかない。そしてマジ切れにまで発展することは全く本意ではなかった。

覚えていた理由。あれが「身内」という言われ方の原因で、そしておそらく何人かを本当に怒らせた原因だが、正直に言うと、むしろ「ファック文芸部員だから」と書いておくことでそれだけが原因じゃないと判断してもらえると考えていた。だって、わざわざそんなことを書く馬鹿がいるわけがない。それを書いて何の得があるのか。身内を評価の対象に入れるため? そんなマンガみたいな贔屓を公然と? 120 人以上が参加して 300 人以上ブックマークしてるイベントで? 明らかにおかしい。むしろ作品を覚えていた理由の一つに「部員だから」が入っていれば「覚えていた理由をそのまま書いているんだな」と分かる、と思っていた。むしろ書かないと「部員多くないか?」と邪推される余地があると考えていた。その点に関してはマジボケであったか。そして説明不足。理があるなら理があるでちゃんと説明するべきだった。

なぜ説明不足が生まれたかというと、忍耐力不足だ。 18:00 締め切り、 18:30 から審査開始、その日のうちに結果発表、というのが自分で決めたスケジュールだった。三連休の末日、その日のうちに仕上げることが時間・体力・その他のリソースから考えて妥当であったからだ。作業ファイルのタイムスタンプによると 22:36 に審査を終え、 23:17 にエントリを上げている。 43 分伸ばして熟慮する余裕があったか。ないな。それができると踏んだ自分の作業量見積もりミスだ。想定のおよそ 3 倍の投稿、当初 40 件上限でスタートし、思ったより来るので足りなくなったら倍のメモリ確保の定石に従って 80 。まだ来るので 100 。それでも来るので 120 。上限に達して一時的に受付が止まり、ぎりぎりで 130 に拡張。

正直、 40 であればまともに全作品の寸評なりを作って評価したかもしれない。 120 を超えたあたり、若干うんざりしながら回答を開き続けては作品を読む、といった最中にこれ全部覚えてるの? と考え、記憶リストを逆用してポイント化しようと思いついた。 120 越え時点で思いついていたなら以降の作品は不公平では? という声が聞こえたが、大丈夫だと結論づけた。覚えようと反復しなければきっちりとは残らないし、どうせ後半の作品ほど覚えている率が高い。まあ、浅いな。 north2015 さんが言われるように尻をまくるべきであった。

記憶リストぎりぎりの作品もちゃんと覚えるくらいに読んだかというと、それは読んだと断言する。イメージが浮かんだりする程度にはきっちり読んだよ?  COCO さんの作品はラスト一行が記憶に残った。漫画二つは当然、 suitou さんは理由に書いたとおり。 easyfake さんは卑怯技。 anond (増田という単語は大嫌いだ)も anond を使ったという点で覚えていた。内容は若干微妙。 Thsc さんのは実は惜しかったかもしれない。"良い"を付けるか付けないかでかなり迷った。

こういう評価が不誠実かというと、そういうルールであるとは明言していなかった、という意味で不誠実だろう。しかし真面目にやったことは断言する。そこは作品を仕上げるまでのスピードも執筆能力の一つであったり、目を引く仕掛けはもちろん目立ったり、それに運も絡んでくる点で"ある意味公平"だと言わざるを得ないかな。実際、後半の作品は"記憶"で有利であってもスター数では不利だし、"良い"においては平等。そういう評価は実に面白いと考えていたし、現実社会の文学賞だって運が絡むには違いない。

もともとそこまで厳密な評価が必要とされる賞だったのか、という点は温度差があるだろうが、自分は「お祭りだから」という理由で手を抜くつもりは全くなかったし、それを言い訳にする気はない。不真面目であったと言われるのは心外だ。趣味に本気をかけないで何にかける。

north2015 さんのところのコメントの「小説をたくさん読んでる俺様が記憶してるくらいだから稀少なんだ」には驚いた。その発想はなかった。人を虚仮にするのも大概にしろ。むしろ後からメリットに「馬鹿でもできる」と書こうかと思ったくらいだ。「部員だからは記憶していた理由にはなっても稀少の理由ではない」はそのとおりで、誤差だというのは書いたとおり。説明が足りなかったのでその点を誤解されるのは仕方ない。自分のミスだ。

本気でやるということに関しては本気でやったが、クオリティがその分下がったのが本当のミス。そこから誤解と怒りを生んだのはご承知のとおり。許してくれとは言わない、というと許してやらないとまずいように見えるかな。失敗は失敗だったので「ちゃんと読め」等の文句は受け付ける。まあ、全作品を一度必ず通読していることは約束するが。 Hamachiya2 さんの JavaScript だってインデント直してちゃんと読んだよ。 Masao_hate さんの投稿も「どうこじつければこれを小説だと言い張れるか」について考えて、 URL じゃなあ、せめてソースで、と思って結果発表後に依頼した。まあソースが公開されるに越したことはないだろう。

自分としては降臨賞を笑って終わらせるつもり満々だった。しかし自分のミスから「身内びいき」という批判が出たときには青ざめたし、激怒もした。よりによって卑怯者呼ばわりされるとは。悪意があると言われるならともかく卑怯者呼ばわりだけは耐えられない。身内びいき。ファック文芸部に身内びいきなどない。記憶リストの最初の部員の nisemono_san さんを部に呼んで失恋小説を書かせ、読んで内面の追求が甘いと断じて改変版を投げつけたのは自分だ。まあ、外部の人にそんなことが伝わるはずもない。リストに残った部員には嫌な思いをさせたと恐縮している。さっき悪意を持って小説を投げつけたと言った相手に礼儀を払うのはおかしいが、そういうことになっている。

応答、 end-roll さんとのやり取り - 失敗(2)

「お叱りについて」を上げたときに冷静だったとは言いがたい。外から見えていたかは分からないが。一晩寝て考えて自分が悪かったことは結論づけ、一旦想定していた理屈を並べたが、責任の取り方として正しいものが浮かばなかったので、批判をくれた方の ID を挙げて対応案を四つ出した。ある程度出方を見ようと思ったこともある。しかしこれは正しい対応ではない。ちゃんと批判に答えるなら、相手の意見を聞いて真摯に向かい合うべきだった。四つ案を出して「選べ」は判断を相手に投げているという意味で甘えだ。そもそも四つに限定するのも卑怯だった。後から気づいたが後知恵ほど素敵な知恵はない。

「お叱りについて」の内容は限りなくマジレスで、ネタに見えたならそれは天然ボケだ。まあ「(4) についてはふざけていたことから」は狙ったが、実際面白い評価基準の方が面白いとも考えていたわけだし。「 xx の頭がおかしいため」は本気。ここまで読んだ皆さんはどのように思われますか?

この時点で end-roll さんは当然認識していたが、主張がよく分からなかったので「二度と文芸イベントに関わらない」を対応案として挙げた。言ってきたらそれもいいと思っていた。明らかにこちらの不手際でイベントに泥を塗ったわけだから。

全作品講評については、その後の north2015 さんとのやり取りで撤回したように、不適切だった。かえって気分を害する参加者もいるだろう。ならば全作品評という案を出すべきではないのは言うまでもない。 north2015 さんが言われるように、思慮が浅かった。見栄を張るのもいいかげんにしたい。そのほかの案も解決にはならない。

賞を開催しないことを約束 - 失敗(3)

end-roll さんへの答えこそ不誠実だった。自分の責任であるから要求は飲むと決めていた。相手の主張が言いがかりであれ、言いがかりをつけさせる隙を見せたこちらの責任であると考えていた。このとき想定していた end-roll さんの人物像は「文学賞にルサンチマンを持っていて、部と自分を恨んでいる人間」。その神経をなるべく逆撫でするような答え方になったのは確かだ。裏の気持ちが隠しきれていた反応ではなかったし、 north2015 さんには"ご機嫌伺い"と読まれた。 sunagi さんにも弱気と書かれ、実はあれはこたえた。自分を折るまでは行っていないものの、曲げていることに気づかされたからだ。

大昔に自分に架した三戒"退くな、媚びるな、省みろ"のうち"退くな、媚びるな"を今回は破った。それもまた失態である。自分が許せん。コメント欄で擁護していただいた DocSeri さん、 comnnocom さんを結果的に後ろから撃つ形になったのは申し訳なかった。視野が狭まっていたとしか言えない。あれが釣られていたというなら自分の責任以外の何物でもない。

今後も賞を開催するべきか、については、約束した以上破るつもりはない。相手の人格は関係ない。そもそも絶対に自分を曲げずに対応していたなら釣りに引っかかるはずがないのだ。 end-roll さんの主張をしっかり聞かなかった方が悪い。

実のところ end-roll さんに対しては「どうしてこんな馬鹿がいるのか」と思っていたが、それは記憶リストに「部員だから」と書いてあったのを見た人たちの感想でもあったろう。絶対にありえないことを消去して最後に残ったものが真実である。まあ今回は消去は無理だったろうが。

思いついていた人力検索ネタは一つある。

【自殺賞】読んだ人が自殺したくなる作品を募集します。自由です。

締め切り : うんぬん

字数 : かんぬん

優勝商品 : 最も自殺したくなる(と質問者が判断する)作品に 200 ポイントを贈ります。

また、締め切りまでに「投稿作品のこれを読んで自殺した」と遺書に残した自殺者が出た場合、

最初に該当した作品を無条件優勝とし、 50000 ポイントを贈ります。










という質問を人力検索に投げた場合、自殺幇助あるいは殺人に問われるでしょうか?

ブックマークコメントの kaitostar さんであったか、 20000 ポイントなら本気出すとのコメントに触発されて思いついた。『俺はまだ本気出してないだけ』の ISBN を貼るより、「ニンジンなしで走れぬ馬をサラブレッドとは呼ばぬ」とコメントするより面白いであろう。まあ、 100% 確実に怒られる。調べた限り限りなく漆黒に近いグレーである。未必の故意を越える可能性が高い。だって、思いついたから。悪意を持ち合わせていないなどとは舌が溶けても言えないが、まあ舌が溶けたら言えないわけだが、人に理不尽な向け方をすることは限りなく少ない、と自負しているがどうだろう。そうでもないか。間接的とはいえ海ノ藻屑に向けたしな。その点に関して謝る気はない。悪いかと言われれば悪いが、見た相手がどう思うかも理解できるが、因果であるとしか言いようがない。

あ、 kaitostar さんに対してそれほど怒っているわけではない。ムッとはしたが、頑張って 200 円かという気持ちは分からなくもない。ただ自分含め参加者は金が欲しくてやっているわけではない、と信じているがどうか。そんなはした金のために本気を出すわけではない。だから自分はアフィリエイトを使わない。

その後

north2015 さんに真摯な対応をしていただき、この日記の元になった文を書きながら反省した。ファック文芸部の人たちや降臨賞参加者の方々がいろいろしてくれたのは見ていた。他の方々はともかく、部員に礼を言うべきではないだろう。自分のためにありがとう、と言ったら「馬鹿かお前は。死ねば?」と返されるだろう。即座に xx が自殺を考えるエントリを上げてくれた debedebe さんは、実は嬉しく思っていた。あの人も理で動く人だからだろう、と考えていた。結果的に合っていたということか?

考えを日記に書いていたら相当落ち着いた。劇的な効果があるのでぜひお勧めしたい。 17 日の朝、急に気が楽になった。最悪で失われるのは自分のつまらん体面だけで、プライドはまだ折ったわけではないし、何より降臨賞は楽しかった。それこそ質問者にとって稀少だった。何人かの方には本当によくしていただいた。なぜ自分のように邪悪な人間をみんながここまで愛してくれるのかがわからない。

「激怒したときや絶望したときこそ人は笑うべき」は本気も本気、大本気だ。それができないと自分のようなことになる。そういえばあれが「苦しいときこそニヤリと笑え」「しんどいときに笑う奴が一流だ」だというのは伝わっているんだろうか。

個別作品評は笑えていたと思うが、どうだろうか。読み返しての感想なので厳密には評価中と違うかもしれない。まあ印象を言語化するときにいろいろ後付けの考えは入るものだが。楽しんでいただければそれに越したことはない。一笑一笑。一座建立。宗匠が今の世に存命でないなら自分らしかいるまい。

実のところ、このようにぶっちゃける日を予期していなかったわけではない。子供の頃なりたかったサラリーマンは吉良吉影。もうどうやら安心して熟睡できないらしい。ただし今夜だけだ!

debedebe さんは自分がこれを書くことを予想していただろうか。予想していなかったなら、 xx のカウンター。一本取り返した。締めるのはあくまで自分だ。その点に関しては今度こそ主催者失格とは誰にも言わせん。

結局自分がネタであったかマジであったか? そんなこと君ら自分に対して問えるの? 自分としてはマジだったと言っておく。そして ID を消すつもりもないし、批判が来たらできるだけ答える用意はある。そこでまた自分の間違いに気づかされるかもしれないが、この上逃げるなんて、そりゃ君、ないよ。

ようやく一段落したようなので今回の一連について一言言っとくか - end-rollの日記N.S.S.BranchOffice を読ませてもらった。自分と north2015 さんは思ったよりも人間だった、ということでいいのかな。自分はともかく north2015 さんには本当にお礼を言いたい。ファック文芸部という内輪受けか。いちいちごもっともだ。ただ、さっき日記を読み返してて気づいたことが一つある。ファック文芸部に身内びいきなどない、と書いた。じゃ自分はファック文芸部じゃなきゃ身内びいきするのか、ということ。

ファックと言いたい。

自分はどこにいようが何をしようが自分だ。 21 世紀にもなって行動を律するために架空の神様が必要ですか、とかつて自分は吐いた。今回自分は自分を曲げた。しかしここに書いた以上の恥ずかしい行いはしていない。していないつもりだ。何で今さら架空の神様がいるか。賢さも愚かさも罪も功績も全部自分のものだ。ブックマークせずに眺めて Twitter してる君らはどう?

今後賞を開催しないのは約束どおりだが、書くものはいくらでもある。実は end-roll さんが自分にはてな退会を要求しないのは手ぬるいと感じていた。 xx が本当に目障りなら、隙を見せたときに容赦なく叩き潰すべきだ。自分がいつ「非モテが読むと自殺したくなる小説、でも良いとしか言いようがない小説」を実装するか分かったものではないのに。今思えばはてなアカウントの有無などというものすらお笑いではある。

あとなんだっけ、ええとそうだ、こんな感動的な文を書いたから許されるなどとは思っていない。そういうこと考えてると詐欺師にやられるから注意した方がいいよ。

さて、ノンフィクション作家として華麗なるデビューを遂げたわけだが。締めとしてはどうだろうか。この発想だけは絶対にあるまい。オチを期待していただいた kasei_san にはご期待に沿えたと伝えたい。ここで空から女の子が降ってくれば綺麗だが、残念ながら自分の目の前には天使に抱かれたカラスヤサトシフィギュアしかない。

xx-internetxx-internet2009/01/19 20:56お祭り気分を壊滅的に冷やしてしまった気がしますが、それも xx の不徳の致すところです。すみません。
ご存知のとおり普段は温厚ですから、すぐにいつものネタサイトに戻りますよ。

なんとなくセルフブックマークする気になれなかったので、お返事。

> id:takehana_masaki さん
メタに立って上手いこと言ったつもりのお調子者が目障りだった、ということでしょう。
「真面目な顔してファック」をやり返しただけ、というのもそのとおりです。
(人がやったからといって自分がやっていいか、というのは自ずから別問題ですが)

2006-04-01

余は如何にして小説使いとなりし乎

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後にファック文芸部員として小説を使い始めることとなるイン殺であったが、少なくとも 2002 年の段階では、小説に対する認識は現在と異なっていた。それがかくのごとき惨状を呈すようになった原因は 3 人の作家との邂逅である。

まずイン殺は深堀骨と出会った。

アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

そしてイン殺は「小説は何を書いてもよい」という事実に思い至る。それまで愛読してきたミステリSF などの作品世界では、物語の辻褄が合わないことは忌避される傾向にあった。エラーは瑕疵として扱われたのだ。しかし深堀骨にそれはない。むしろ辻褄を期待する者は愚か者扱いされる。バカを信じる方がバカなのだ。こうしてイン殺は、精緻さが小説の必要条件ではないことを思い知る。

「"大岡越前のかみ★ただすけ"とか書いちゃってもいいんだ」

2003 年 12 月の出来事であった。

次にイン殺は荒山徹に出会った。

十兵衛両断 (新潮文庫)

十兵衛両断 (新潮文庫)

そしてイン殺は「捏造するから小説である」という事実に思い至る。それまで愛読してきたミステリSF なども所詮は嘘の集合である。しかし歴史事実ベースに、要所要所をオーバーライドすることで、小説は世界の挙動を操作できるようになる。三寸ずらせば歴史は死ぬのだ。こうしてイン殺は、真実小説の必要条件ではないことを思い知る。

過去に何があったかなんて誰にも分かりゃしないんだ」

2005 年 11 月の出来事であった。

最後にイン殺は古川日出男と出会った。

ベルカ、吠えないのか?

ベルカ、吠えないのか?

そしてイン殺は「嘘に責任を取らない」という技法を身に付ける。それまで愛読してきたミステリSF などは物語構造をきちんと設計し、伏線を張っては回収する作品が多かった。しかし、それとは全く逆のアプローチ、即ち局所的に物語ることも小説上はコンパイルエラーではない。静的構造のみが小説にあらず。伏線など不要。必要とあらば物語物語を繋ぐ更なる物語を動的に挿入すればよい。こうしてイン殺は、ただ書かれたものだけが小説であることを思い知る。

「『ベルカ、吠えないのか?』はなぜ面白いと思うね。もともと面白いからよ」
「虎や狼が伏線など張るかね」

2005 年 12 月の出来事であった。

事ここに至って一人の小説読みは一人の小説使いと化し、同時に小説というものを完璧に誤解する。

「引きませんよ斜線なんか。ファンタジーメルヘンじゃあないんですから」
四月一日にしか嘘を吐けないなんて、随分と真面目な人たちですねえ」

後の何者かであるが、何者であるかはここで語るべき物語ではない。

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2006-02-21

食えなくなる

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成分表オブミーに参加してみます。"己の読書遍歴を他人に吹き込み、辟易させる"とのことなので、ここはひとつ筒井康隆のとても厭な話をしましょう。」

「今月号の『シグルイ』が一部読者から「うどんが食えなくなった」との熱狂的好評をもって迎えられたことは周知の事実ですが、『シグルイ』の狂気を数十年前に通過していると一部読者の一部読者から言われているところの筒井康隆先生は、当然読むと特定の食べ物を受け付けなくなる小説を大昔に書いています。それがこの『俗物図鑑』です。」

俗物図鑑 (新潮文庫)

俗物図鑑 (新潮文庫)

「筒井先生が殺した食べ物は、ずばり"とろろ"です。これ以上のことは書けません。未読の方はぜひこの活字上のテロリズムに触れておくことをお勧めします。読んだ後はとろろ鉄火丼を食べている女の子の前でこの話をしたくなる衝動に駆られると思いますが、純朴な人はマジ泣きするかもしれないので止めましょう。純朴でない人は大抵殴りかかってくると思うので、それも止めましょう。とにかく絶対に止めましょう。」

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