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pour away このページをアンテナに追加 RSSフィード

掴めそうで掴めない情景、淡く、うっすらと。

記憶の中にぼんやり灯る物語。

2005-12-31

[] 熱を出した子供 04:47  熱を出した子供 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  熱を出した子供 - pour away

目を瞑ると聞こえてくる

遠いような近いような

近づいてくるでもなく

離れるでもなく

戯れるように

行ったり来たり

闇の足音

底の見えない足跡を付けながら



いつもの部屋

いつもの枕

でも自分だけが違うみたいに

光を裂くような違和感

馴染まない空気

何も変わっていない

足音に怯えているだけ?



柔らかい銀の砂の鉛筆

暖かな雪の絵の具

海水のインクのボールペン



どれも今は壊れていて

ただのガラクタ

大切なガラクタ

捨てたくなくて

自分を失うような気がして

とても寂しくて


捨てると失う

違うってわかっていても

荷物の重さに耐えられなくて

自分を失っても

それでも・・・なんて思ってる



そんなことを思ってた



真も善もとても曖昧に滲んで

偽も悪もそんなものはセカイには無くて

失うのが怖くて捨てられない弱さ

優しいって言葉に包まれて

自分の言葉はもう聴こえない



新しくなんか無い

重ねて磨り減って

支える盾の重さの分だけ

軽くなる槍

一刺しの強く儚い針のよう



荷物を思い出へ置いていく覚悟を今