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pour away このページをアンテナに追加 RSSフィード

掴めそうで掴めない情景、淡く、うっすらと。

記憶の中にぼんやり灯る物語。

2006-01-13

[] 自らをだます様に表情を心から凍りつかせる 21:32  自らをだます様に表情を心から凍りつかせる - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  自らをだます様に表情を心から凍りつかせる - pour away

深夜3時

そびえるビル群

所々にはまだ灯りが点いている

昼間は賑わうオフィス街も

この時間は人はおろか

タクシーすら通らない

まるで自分しか存在しない悪い夢みたいだ

コンビニの店員は所在無くどこかを見つめている

よくある荒廃した未来という景色に重なる



持っていたタバコの熱で我に返る

いつの間にか根元まで燃えて尽きていた

冷えた体を暖める為にとある部屋へ

いっぱいに溜めた熱めの湯に浸かりながら

凝った体をゆっくりとほぐす

気を抜くとこのまま夢に堕ちてしまいそうだ



窓から見える仕事場

ここからは小さく遠く

さっきまであそこで仕事をしていたのが

まるで他人事のように思える

それでもまたすぐ戻らないといけない

強迫観念に体を締め付けられ強張るのがわかる

その強張りを深く沈める



扉を開けてそこへ向かう

疲れを見せないように顔と心に鉄のような仮面を

疲れに気付かないように