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pour away このページをアンテナに追加 RSSフィード

掴めそうで掴めない情景、淡く、うっすらと。

記憶の中にぼんやり灯る物語。

2006-03-07

[] 花 14:18  花 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  花 - pour away

名前も知らない花

静かな森の谷間にひっそりと生えてた

透明な腕を伸ばして触れる

果肉のように柔らかな葉

誘うような包まれるような匂い

深く碧い森に彩を添える色

その身を守る為の毒と棘

真っ暗な夜でも頬杖をついて眺めていたいと思った



摘んで帰った

手は血に塗れた

花は嬉しそうだった

湿って重たい部屋に明るさが戻った

花は艶が減り少し元気が無くなった



不思議な事に血を与えると花は元気になった

元気がなくなると毒性のある花粉を出すようになった



働き蜂のように僕は血を運ぶ

もう自分には血が流れていないから

明るい君が見たくて

待っていて