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掴めそうで掴めない情景、淡く、うっすらと。

記憶の中にぼんやり灯る物語。

2007-02-01

[] 暗い手触りに心の羽がいくつ捥げても 11:24  暗い手触りに心の羽がいくつ捥げても - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  暗い手触りに心の羽がいくつ捥げても - pour away

鋼鉄の翼が暗い夜に輪郭をはっきりと見せる

夜と道が絡み合ってひとつになっている

宵闇一色に自分のはっきりとした存在感

その存在感がはっきりとわかるほど実感する孤独

孤独の手触りさえ伝わってくる

一定のリズムを刻み続けるエンジン

心地良い振動にそのまま身を任せてしまいたくなる

「目的地なんて無い方がいい」

何気なく口にした自らの言葉を心の中で反芻する

噛み砕くように意味を問う



数秒後に見慣れた標識

ナビゲーションは右に曲がれと示している

これから会うあの人のことを考える

日付が変わって一時間

軽く何か食べたいかもしれない

何が食べたいと聞いてもまともな答えは多分返ってこないだろう

この時間で軽く食べれる所を探しておこう

ウィンドウに映ったエージェントに条件を指定して検索させておく

好みの音楽を掛けて噛んでいたガムをダストケースに入れる



この翼が朽ちて枯れるまで飛び続けていきたい

心の暗いところをその存在で割いてくれる

脆弱で卑怯な心をその存在で圧倒してくれる

自らの影や闇に飲み込まれても決して離さない



待ち合わせ場所に近づくにつれて翼は顔を変える

優しく包むような穏やかな光を放って

僕と銀の翼