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pour away このページをアンテナに追加 RSSフィード

掴めそうで掴めない情景、淡く、うっすらと。

記憶の中にぼんやり灯る物語。

2007-04-11

[] 皮膚の記憶 16:37  皮膚の記憶 - pour away を含むブックマーク はてなブックマーク -  皮膚の記憶 - pour away

深夜の駅前のタクシー待ちの行列

遅くまで大変ですねと心の中で労う

ガラス張りのビルの2階から見る帰りの風景

人々の生活が溢れている

自分も埋もれている日々の風景

味のしないコーヒーを啜りながら思考は宙を彷徨う

コーヒーの匂いに意識を集中してもフロアのざわめきは変わらず

皮膚の薄い所が時折思い出す感触

のっぺりとした殻だけの体に突然一線滑る電流

鮮明で新鮮で懐かしくて甘くて思わず身をよじる

もし二度と忘れられないのだとしたらなんて残酷なのだろう

窓に映る自分は他人のような微笑を浮かべている